バジルの育て方

バジル

1.バジルの基本情報

バジルについて見ていきましょう!

バジルの基本情報
■科 目:シソ科
■分 類:春まき一年草
■学 名:Ocimum basilicum
■別 名:メボウキ
■花言葉:神聖、好意、高貴、強壮、よい望み、憎しみ
■開花期:夏(7~9月)

バジルの鉢植えや苗が買えるお店

バジルを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

2.バジルの特徴

特徴

バジルは、熱帯アジア地域を原産とするシソ科のハーブです。本来は多年草ですが、寒さで枯れてしまうため、日本では一年草として扱われています。
7~9月にかけて、茎の先端から花穂を伸ばして小さな花を穂状に咲かせます。
バジルには多くの種類がありますが、一般的には香りがよくて育てやすいスイートバジルがよく利用されています。スイートバジルは、シソによく似た香りで、イタリア料理やパスタなどによく使われています。このほか、葉が赤紫色のダークオパールバジルや、レモンやシナモンの香りのするバジルもあります。
バジルはトマト料理には欠かせないハーブですが、コンパニオンプランツ(共栄作物、共存作物)として家庭菜園などでよく利用されています。バジルは、トマトやナスとの相性が良く、土中の水分をよく吸収するため、トマトやナスの風味が増すと言われています。

育て方のポイント

日当たりのよい場所で育て、生育期の6~9月は、水切れと肥料切れにならないように気を付けます。

3.バジルの育て方

育て方

バジルは、日当たりのよい場所で育てます。
ただし、夏の西日や直射日光には弱いので、庭植えの場合は植え付け場所に注意します。
鉢植えの場合は、直射日光を避けて、風通しのよいところに移動します。

バジルの育て方には、市販の苗を購入する方法と、種から育てる方法があります。
初めて栽培する場合は、苗を購入して植え付ける方法をおすすめします。
バジルの苗は、園芸店やホームセンターなどで入手することができます。苗の植え付け時期は、関東地方では5月~6月が適しています。

庭植えの場合は、日当たりと水はけのよい場所を選びます。
植え付け2週間前に、苦土石灰1㎡当たり100gを撒いてよく耕しておきます。植え付け1週間前になったら、完熟堆肥1㎡当たり2kg、化成肥料1㎡当たり100gを入れてよく耕します。
ポット苗は、根鉢を崩さないように取り出して植え付けます。苗を複数植える場合は、株間を40cm程度あけるようにします。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。

鉢植えの場合は、7号鉢(直径21cm)に1株を目安に育てます。
用土は、市販のハーブ用培養土や、草花用培養土を利用すると手軽です。
用土を自分で作るときは、赤玉土小粒7、腐葉土3などの割合で配合し、大さじ1杯ほどの苦土石灰と化成肥料を混ぜます。
植え付け後は、水をたっぷりと与え、日当りと風通しのよいところで管理します。

種から始める場合は、4月下旬~5月が種まきの適期です。
ポリポットなどに用土を入れて、土を十分に湿らせておいてから、ばらまき又は点まきにします。バジルの種は好光性ですので土を薄く被せますが、土を被せなくても大丈夫です。
2~3日で発芽しますので、本葉が2~3枚出てきたら間引きをし、本葉6~8枚ほどになったら鉢や庭に植え付けます。

4.バジルの手入れ

水やり

水やり

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいにたっぷりと水やりをします。
夏場は乾燥しやすいので、水切れにならないように注意します。
庭植えの場合は、苗が根づいたあとは極端に乾燥しない限り水やりの必要はありません。

追肥

バジルは、肥料をたくさん必要とする植物です。
生育期間中の6~9月は月に1回、緩効性化成肥料や油かすを施すか、液体肥料を7~10日に1回施して成長を促します。

摘芯・切り戻し

葉を収穫する場合は、わき芽を出させる「摘芯」を行います。
草丈が20cm程度まで成長したら、花が咲く前に茎の先端を切り取り、わき芽の生長を促します。摘芯を3~4回ほど繰り返すと、わき芽が成長して収穫量を増やすことができます。

長く収穫したいときは、7月中旬頃に株全体を半分程度まで切り戻します。株の蒸れを解消して風通しも良くなり、秋にもう一度収穫することができます。

増やし方

バジルは、種まきと挿し芽で増やすことができます。
挿し芽は、元気な茎を4~5枚の葉をつけて切り取り、下の部分の葉を取り除き、大きな葉は蒸散を防ぐために半分くらいに切ります。
水あげをしてから、用土に挿し、発根したらポットに植え替えて管理します。

植え替え

バジルは、一年草扱いですので、植え替えの必要はありません。

5.バジルに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

バジルに発生しやすい病気には、灰色かび病、軟腐病があります。

灰色かび病
灰色かび病はカビによる病気で、気温が20℃前後とやや低く、雨が降り続くような湿度が高い環境で発生しやすくなります。土の中にいる病原菌が、茎や葉などに付着して発病します。最初は水がにじんだように褐色のシミができ、やがてカビが密集して腐敗し、株が枯れてしまいます。
日当たりや風通しが悪いと発生しやすいため、密植を避けるとともに、窒素肥料の与え過ぎに注意し、過剰な追肥を控えます。水やりの際は、葉の上からの水やりを避け、株元に与えるようにします。灰色かび病が発症したら、発症した部分を丁寧に取り除いて処分します。

軟腐病
軟腐病は、野菜や花に多い病気で、地ぎわ部分や根がとろけて軟らかくなって腐敗します。被害部分は茶色になり、強い悪臭を放つのが特徴です。梅雨の終わり頃や、夏の高温多湿時に発生しやすくなります。
庭植えの場合は、畝を高くして水はけをよくします。発病した株は早めに抜き取って、撤去処分します。

主な害虫

主な害虫には、アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシがあげられます。
これらの害虫が付くと、栄養が吸汁されたり収穫前の葉が食害される被害を受けてしまいます。

アブラムシは、ほとんどの植物に発生する体長2~4㎜ほどの害虫で、葉の裏や芽の先に寄生して吸汁し、ウイルス病を媒介します。アブラムシは、回復手立てのないウイルス病を媒介するので、見つけ次第ガムテープなどで捕殺します。

ハダニは、梅雨明けから夏にかけて多発します。成虫や幼虫が葉の裏に寄生し、繁殖力が強いので放置すると株全体に蔓延します。乾燥が続くと発生しやすいため、敷きワラなどを施して高温乾燥にならないようにします。

ヨトウムシは、ヨトウガの幼虫で、葉裏に卵を産み付けます。幼虫は食欲旺盛で、夜間になると活動し、葉脈だけ残して食害します。繁殖力も強く、集団で活動するため被害が大きくなります。日中は土の中に潜り込んでいるため発見が困難です。こまめに葉裏を観察し、卵の段階で駆除するのが効果的です。窒素肥料の過多にも注意します。

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