1.エニシダの基本情報
エニシダについて見ていきましょう!
■分 類:耐寒性・半耐寒性常緑低木
■学 名:Cytisus scoparius
■別 名:ヒメエニシダ
■花言葉:謙遜、卑下、清潔
■開花期:春(4~6月)
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2.エニシダの特徴
特徴
エニシダは、落葉樹もあれば常緑性もあるおもしろい植物です。
もともと乾燥地の植物であり、水分が奪われないように葉が細いのが特徴です。
枝も緑色で光合成ができる仕組みになっており、エニシダ自身が生き延びるためにそのような形になりました。
エニシダの別名はヒメエニシダと呼ばれ、日本で見られるのはこの品種です。
4月~6月に黄色い小さな花を咲かせ、春を彩る庭木として親しまれています。
育て方のポイント
エニシダは、日当たりと水はけの良い場所で育てます。
水はけが悪いと梅雨時期に根を傷めてしまい、生育に影響します。
移植を嫌うため、計画を立てて、日光がよく当たる場所に植えるようにします。
3.エニシダの育て方
エニシダは、鉢植えでも庭植えでも育てることができます。
庭植えの場合は、木の成長を見込んで植える場所を選ぶようにします。
また、水はけが悪いと根を傷めてしまうため、植え付け前に、水はけ状態を確認するようにします。
エニシダは、移植を嫌う点にも留意しておきます。
庭植えの場合は、植え付け2週間前に植え穴を掘って、苦土石灰を混ぜ込んでおきます。
植え付け1週間前に腐葉土や堆肥を土に混ぜ込み、緩効性化成肥料を入れます。
追肥は、2月頃に1回行うようにします。あまり多く与えると枝ばかり伸びてしまうので注意が必要です。
植え付けは、3~4月に苗を植え付けます。
マメ科の植物を同じ場所に栽培すると連作障害を起こすため、以前にマメ科の植物を育てた場所には植えないようにします。
鉢植えの場合は、赤玉土中粒4:日向土小粒4:腐葉土2の割合が適しています。
追肥は、3月頃に1回、液体肥料を施します。
4.エニシダの手入れ
水やり
鉢植えでも庭植えの場合でも、土が乾いてから水やりをします。
庭植えの場合は、夏場に極度に乾燥しない限り、水やりの必要はありません。
鉢植えの場合も水を多く与えすぎると枝だけ伸びてしまいます。水やりは、土が乾いてから与えることが大切です。
追肥
庭植えは2月、鉢植えは3月に1回、緩効性化成肥料や液体肥料を施します。
花がら摘み
咲き終わった花を放置しておくと、種を作る方に栄養がまわり、株が弱ってしまいます。
種を採取しないときは、摘み取ってしまいます。
増やし方
増やし方は、挿し木と種まきがあります。
挿し木は、3~4月は昨年に伸びた枝を使い、6~7月は今年伸びた枝を切って穂木とします。
種まきは、10月に種を保存しておき、翌年の3~4月に育苗ポットにまいて育てます。
植え替え
エニシダは移植が苦手のため、植え替えをすると枯れてしまう恐れがあります。
鉢植えの場合は、土は取り除かないで根を傷つけないように注意し、一回り大きな鉢に植え替えます。
5.エニシダに発生する病気と害虫
主な病気
エニシダは、病気心配はほとんどありません。
主な害虫
アブラムシが発生することがあります。アブラムシは、枝や葉に寄生して栄養を吸い取り、大量に発生します。
アブラムシを見つけたら、早めに薬剤を散布して駆除します。
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