エキザカムの育て方

エキザカム

1.エキザカムの基本情報

エキザカムについて見ていきましょう!

エキザカムの基本情報
■科 目:リンドウ科
■分 類:非耐寒性春まき1年
■学 名:Exacum affine
■別 名:ベニヒメリンドウ
■花言葉:「あなたを愛します」
■開花期:夏(6~10月)

エキザカムの花苗や種が買えるお店

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2.エキザカムの特徴

特徴

エキザカムは、梅花形の小さな紫色の花びらと、その中央にある黄色のおしべのコントラストが可愛らしい花です。
別名「ベニヒメリンドウ」と呼ばれています。
日本ではほとんどの場合、1年草として扱われている植物です。
エキザカムは成長すると、20㎝~50㎝ほどの高さになり、丸くこんもりとした株に沢山の小花がつくのが特徴で、花壇や鉢植えなどによく利用されています。
エキザカムは日当たりが良い場所を好む植物ですが、半日陰や明るい日陰で管理するほうがよく育ちます。

育て方のポイント

エキザカムは庭植えでも鉢植えでも育てることができますが、風通しをよくすることと、直射日光が強すぎない場所で育てるようにします。

3.エキザカムの育て方

育て方

エキザカムは、園芸店で売られている鉢植えのものや苗を買ってきて育てるのが一般的です。
種から育てる場合は、4~5月に種まきをしますが、発芽適温が25~30℃と高めですので、温室などで管理する必要があります。

ポットに入っている苗は、4月~6月に植え替えて育てます。
鉢植えの場合は、草花用の培養土を使用すると手軽に栽培できます。
根を傷めないように、根鉢は崩さないようにして植え替えます。
鉢植えは、梅雨や日光が照りつける真夏などでも手軽に移動できるので便利です。

庭植えの場合には、日当たりと水はけが良い場所を選びます。
日当たりを好む植物ですが、真夏に強い直射日光が当たるような場所よりは、半日陰の場所の方が向いています。
ジメジメした場所は向いていないので、風通しの良いところを選ぶのがポイントです。
植え付け場所は、腐葉土などを入れて水はけを良くします。

エキザカムには、肥料が足りていないと花付きが悪くなってしまうので、しっかりと肥料を与えます。
緩効性肥料を置き肥にするか、水やりのときに液体肥料を規定量与えるようにします。

4.エキザカムの手入れ

水やり

水やり

エキザカムの水やりですが、鉢植えの場合、土が乾いてから水やりをします。過湿状態が続くと、根が腐る可能性があるので注意します。
花や葉に水がかかると蒸れてしまうため、水やりは株元に行うようにします。
庭に植えた場合は、雨だけで十分ですので水やりの必要はほとんどありません。

追肥

エキザカムは次々と花を咲かせるので、肥料切れに注意します。
元肥のほかに、緩効性の置き肥か、液体肥料を月2回程度与えます。

花がら摘み

エキザカムは次々と小さな花が咲くので、こまめに花がら摘みをすることが大切です。
枯れた花を放置していると、灰色かび病の原因になり、株も傷んでしまいます。
花がらや枯れた葉は、土の上に放置しないようにすることも大切です。

増やし方

エキザカムの増やし方ですが、挿し芽でのふやし方が一般的で、4月~6月の時期が最適です。
芽先を5㎝ほど切り取り、しばらく水につけてからバーミキュライトや挿し芽用の土に挿します。
半日陰の場所に置いて、乾燥させないようにします。

植え替え

1年草として育てることが多いですが、冬越しした場合には植え替えを行います。
鉢植えの植え替えに適した時期は、生育が盛んになる4月~6月頃です。
草花用の培養土を入れて、鉢に植え替えをします。
鉢が大きすぎると水はけが悪くなり、乾きにくくなるため注意が必要です。

5.エキザカムに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

エキザカムに発生しやすい病気に、灰色かび病があります。
湿気が多い場合や、枯れた葉や花がらを放置していると病気になりやすいので、風通しを良くします。

主な害虫

エキザカムの主な害虫には、アブラムシやハダニが挙げられます。
アブラムシは、早期発見と駆除が大切です。大量に発生した場合は、薬剤で対処します。

枯れる原因

エキザカムの枯れる原因としては、水はけが悪い場所に植えてしまったり、水やりの頻度が多すぎたりした場合、根が腐って枯れてしまうことがあります。
もともと乾燥に強い植物であるエキザカムは、それほど多くの水を必要としません。
夏の直射日光が強すぎた場合も、葉焼けを起こして徐々に弱って枯れてしまうこともあります。

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