オジギソウの育て方

オジギソウ

1.オジギソウの基本情報

オジギソウについて見ていきましょう!

オジギソウの基本情報
■科 目:マメ科
■分 類:非耐寒性多年草、春まき1年草
■学 名:Mimosa pudica
■別 名:ネムリグサ、ミモザ
■花言葉:感じやすい心、感受性
■開花期:夏(7~9月)

オジギソウの鉢植えや苗が買えるお店

オジギソウを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
花屋やネットで購入できます。

2.オジギソウの特徴

特徴

オジギソウはその名の通り、葉に触れるとお辞儀をする特徴を持ったマメ科の植物です。
夕方になると眠るように葉を閉じるので、別名「ネムリグサ」とも呼ばれています。
在来種のように思えますが、その原産地はブラジルで江戸時代にオランダ船によって日本に持ち込まれました。
寒さに弱いので、日本では一年草として扱われています。

オジギソウが、お辞儀のような姿勢を取る仕組みはよく分かっていません。
葉の付け根にある細胞の中にある水分が、外から刺激を受けると中の水分が抜けて葉が縮みます。
抜けてしまった水分はしばらくすると元に戻ります。
この様子がお辞儀をしているようにみえることから、オジギソウと呼ばれるようになったとされています。
葉の付け根にピンクの小さな花が球状に集まり、秋まで花を咲かせます。

育て方のポイント

育て方のポイントは、日当たりの良さと気候の暖かさにあります。
オジギソウは寒さに弱いので、急激な気温の変化に気を配る必要があります。

3.オジギソウの育て方

オジギソウは、日当たりと水はけがよい場所で育てます。
5月出回るポット苗を購入すると、手軽に始めることができます。

鉢植えの場合は、草花用培養土か、赤玉土小粒6、腐葉土4の配合土を使用します。
植え付けの時期は、5月~6月が適期です。

庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込むことで水はけの良い環境を作ることができます。
種から育てる場合は、5月に入って気温が上がってから種まきを行います。
種は表皮が硬いので、一晩から二晩かけて水につけ、あらかじめ吸水させておきます。
2週間で発芽しますので、本葉2~3枚になったら、日当たりと水はけのよい場所に植え付けます。
株間は25㎝程度にします。

オジギソウは肥料を多くやりすぎると、葉が多く茂って花が咲かなくなってしまいます。
本来なら肥料の必要がない植物ですが、肥料を使う場合は緩効性化成肥料を使用します。

4.オジギソウの手入れ

水やり

水やり

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いてきたらたっぷりと水をあげます。
庭植えの場合は、雨のみで済ませられますが、雨が降らない日が長く続いたときは水やりをします。

追肥

オジギソウは、追肥の必要はありません。

花がら摘み

種を採取する必要がなければ、他の花に栄養を行き渡らせるため、花がら摘みを行います。

増やし方

増やし方は、種まきで行います。
種が出来るのは花が咲いた後で、採取のタイミングは、莢が茶色くなった時です。
莢を日陰で乾燥させ、しっかりと乾燥させてから種を莢から取り出し、封筒などに入れて保存します。

植え替え

植え替えをすると育たなくなる可能性が高いので、出来るだけ避けます。
植え替えの必要がある場合は、古い土を残して根を傷つけないように注意します。

5.オジギソウに発生する病気と害虫

主な病気

オジギソウは、病気の心配はあまりありません。

主な害虫

主な害虫は、ハダニ、コナジラミ、カイガラムシです。
これらの害虫が発生したら殺虫剤を散布して駆除します。

枯れる原因

枯れる原因は、主に天候にあります。
オジギソウは原産地が暖かい地方なので、寒さに非常に弱い植物です。
冬の寒い時期に育てようとしても、室外の場合では寒さによってすぐに枯れてしまいます。
多年草ですが、冬を越すことができないので一年草扱いされているのはこのためです。

この他にも、水不足であることや室内で育てていることも枯れる原因に挙げられます。
室内の日当たりのいい場所に置いても、ガラス越しの日光では育ちにくいと言われています。日照不足に加え、風通しが悪いと害虫も発生しやすくなります。

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