1.アルメリアの基本情報
アルメリアについて見ていきましょう!
■分 類:耐寒性多年草
■学 名:Armeria maritima
■別 名:ハマカンザシ
■花言葉:同情、思いやり
■開花期:春(4~5月)
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2.アルメリアの特徴
特徴
アルメリアは、細長い茎の先端に球状の花が咲く点に特徴があります。
かんざしに似た形状になるため、別名「ハマカンザシ」とも呼ばれています。
イギリスなどヨーロッパの海岸が原産で、乾燥や塩分に強いという特徴があります。
アルメリアは常緑性で細長い葉が密接に茂り、隙間から多数の花が伸びてきます。
コンテナや花壇を彩るための花としてよく利用されています。
アルメリア属は全部で50種類ほどあり、海岸から2000m以上の高山まで幅広く分布します。
育て方のポイント
アルメリアは、蒸れに弱いという特徴があります。特に、夏の高温期は多湿にならないように注意します。
また、株が大きくなると蒸れやすくなるので、毎年秋に株分けをして植え替えるようにします。
3.アルメリアの育て方
アルメリアの基本的な育て方は、鉢植えの場合も庭植えの場合も同様です。
種まきの時期は、4~5月と10月です。翌年の4~5月にかけて開花します。
植え付け時期は3~5月、植え替え時期は10~11月に行います。
開花には冬の寒さが必要になりますが、最近では低温にならなくても花を咲かせる品種が開発されています。
アルメリアは、日当たりと風通しの良い場所で育てることが大切です。
茎が伸びて立ち上がるように花が咲きますが、葉は地面付近にあります。
水はけの良い土壌を好むため、市販の「花の培養土」に川砂や鹿沼土を混ぜます。
アルメリアの発芽には光が必要になるので、種まきをする際は覆土を薄めにする必要があります。
苗は徒長しておらず、葉数や花茎の数が多いものを選びます。
植え付け場所は、予め苦土石灰をまいて土壌酸度を矯正しておきます。
4.アルメリアの手入れ
水やり
アルメリアの水やりですが、鉢植えは、鉢の表面の土が乾き始めたら水やりを行います。開花後は、過湿にならないように注意します。
庭植えの場合は、根付くまでの期間は水やりをしますが、その後は降雨のみで足ります。
追肥
アルメリアは春(3~4月)と、秋(10~11月)に液体肥料または置き肥を行います。
春は速効性のもの、秋は緩効性の肥料が適していますが、多めに施す必要はありません。
花がら摘み
アルメリアの花がら摘みは、こまめに行う必要があります。結実した場合は、養分を取られます。
増やし方
アルメリアの増やし方は、株分け、さし芽、種まきの方法があります。
植え替えと合わせて株分けを行うのが、最適な増やし方となります。株分けは、10~11月が適しています。
植え替え
アルメリアは、蒸れに弱いという特徴があります。株が大きくなると蒸れやすくなるので、鉢植えの場合も庭植えの場合も、年1回は株分けをして植え替えを行うようにします。植え替え時期は、10~11月が適しています。
5.アルメリアに発生する病気と害虫
主な病気
アルメリアの主な病気には、灰色かび病があります。灰色かび病は、湿度の高い梅雨の時期に発生します。
花弁に褐色の小さなシミ状の斑点が発生し、葉や茎に灰色のカビが生えます。
風通しや日当たりを良くすることで予防します。
主な害虫
アルメリアには、重大な被害を及ぼす害虫はありません。
枯れる原因
アルメリアが枯れる原因としては、灰色かび病や根腐れを挙げることができます。
灰色かび病が発生した場合は、傷んだ花がらを早期に切り取り、風通しと日当たりを良好に保つことが大切です。
根腐れは、土中の酸素不足によって根が腐ってしまい、やがて株全体が衰弱します。水やりの頻度に注意し、水はけを良くして、土の中が窒息状態にならないようにします。
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