リアトリスの育て方

リアトリス

1.リアトリスの基本情報

リアトリスについて見ていきましょう!

リアトリスの基本情報
■科 目:キク科
■分 類:耐寒性多年草
■学 名:Liatris
■別 名:キリンギク、ユリアザミ
■花言葉:燃える想い、向上心、長すぎた恋愛
■開花期:夏(6~9月)

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2.リアトリスの特徴

特徴

リアトリスは、北アメリカを原産地として約35品種が存在するキク科ユリアザミ属の多年草です。
別名でキリンギク(麒麟菊)と呼ばれていますが、花がアザミのようで葉がユリに似ていることから、ユリアザミの別名でも親しまれています。
草丈は60㎝〜150㎝で、花色は、紫、青、ピンク、赤、白があります。
開花期は6月〜9月で、1本の茎に花を穂状につけ、花茎の上から下方向に咲いていきます。
個性的な花姿のため、切り花の素材としても人気があります。

育て方のポイント

日当たりと水はけが良く、風通しの良い場所で育てます。

3.リアトリスの育て方

育て方

リアトリスは、日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
日照時間が足りないと、花付きが悪くなりますので、日の当たる場所で育てます。
リアトリスは、種まきをするか、根茎(球根)を3月~4月または10月に植え付けます。

庭植えの場合には、用土に腐葉土を混ぜ込み、緩効性化成肥料を施します。
株間は20~30㎝にして、深さ10㎝程度に球根を植えます。

リアトリスは、連作障害が起こりやすいので、場所を変えて植え付けます。
同じ種類の植物を同じ場所に何年も植えると、病害虫の発生が高まります。

高温多湿では株が蒸れて枯れることがあるので、株間を十分あけて風通しを良くします。
草丈が伸びてきたら、早めに支柱を立てて倒伏を防ぐようにします。

冬は地上部が枯れて、地下茎の状態で冬越して春に新芽が出てきます。
寒さに強いので、防寒対策は特に必要ありません。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を利用すると手軽です。
用土を自分で作る場合は、赤玉土小粒7、腐葉土3などの割合で配合し、緩効性化成肥料を混ぜ込みます。
球根は、6号鉢(口径18㎝)で2球を目安にし、深さ5㎝程度に植えます。

種から育てる場合は、4月中旬~5月上旬に箱まきにします。
発芽まで2~3週間かかりますので、土を乾かさないように注意します。
間引きを行い、本葉2~3枚になったら、生育の良い苗をポットに植え替えます。
苗の根がポットの底に回ってきたら、鉢や花壇に植え付けます。
種まきをした年には開花しないで、翌年に花が咲きます。

4.リアトリスの手入れ

水やり

水やり

鉢植えの場合は、土の表面が乾燥したら水をあげます。
庭植えの場合は、降雨だけで充分に生育します。

追肥

追肥は、新芽の出る前の3月と、花後の9月に緩効性化成肥料を施します。

花がら摘み

花が咲き終わったら、種づくりに栄養が取られて株が弱くなるため、早めに花がらを摘み取ります。
種を採取する場合は、花が茶色く枯れるまで待ち、枯れた花茎を切り取って乾燥させてから採取します。

増やし方

株分けと、種まきで増やすことが出来ます。
株分けは、株を掘りあげ、2~3芽を1株として切り分けて植え付けます。
連作障害を起こしますので、植える場所を変えて植え付けます。
株分けの適期は、3月~4月または10月です。

植え替え

鉢植えの場合は、1~2年に1回、新しい用土で一回り大きな鉢に植え替えます。
庭植えの場合は、2~3年に1回、株分けを兼ねて植え替えをします。

5.リアトリスに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

主な病気に、白絹病があります。
白絹病は、カビによる伝染病で、茎の基部に白い菌糸が発生して株を枯らしてしまいます。
連作障害で発生しやすく、高温多湿の時期にも発生しやすい病気です。
感染すると治療ができないため、感染した株は抜き取って焼却処分します。

主な害虫

主な害虫には、アブラムシがいます。
アブラムシは、新芽や葉に群生し、栄養を吸汁して枯死させてしまうこともあります。
早期発見が大切で、大量に発生した場合は殺虫剤で駆除します。

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