イソトマの育て方

イソトマ

1.イソトマの基本情報

イソトマについて見ていきましょう!

イソトマの基本情報
■科 目:キキョウ科
■分 類:半耐寒性多年草
■学 名:Isotoma
■別 名:ローレンティア
■花言葉:優しい知らせ
■開花期:夏(5~11月)

イソトマの花苗や種が買えるお店

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2.イソトマの特徴

特徴

イソトマは、青、ピンク、白などの細い小さな星型の花をたくさん咲かせ、花壇やコンテナの縁取り、ハンギングバスケットなどに多く利用されています。
見た目は繊細な花ですが、暑さに強い丈夫な植物です。草丈は20~40㎝で、根は芝桜のように横に伸びていきます。

イソトマは、半耐寒性の多年草ですが、2年目からは花つきが悪くなるので、日本では春まき一年草として扱われています。
耐寒性が低いので、室内で越冬させても次の年に花をたくさん咲かせることがないので、毎年種から育てるようにします。

育て方のポイント

イソトマは、日当たりと風通しをよくして、水はけのよい土に植え付けるようにします。
高温多湿や、冬の寒さに弱いため、鉢植えで管理すると手入れが楽になります。

小さな花のため手入れをしたくなるのですが、過度な手入れをしたり肥料をあげすぎたりすると逆に株が弱り枯れてきてしまいます。水やりもあまり必要はありません。そのままでもぐんぐん育っていくので、様子を見る程度にとどめておくのがポイントです。

3.イソトマの育て方

育て方

イソトマは、多湿になると枯れることがあります。
水が、すぐに土に浸み込んでいかない場合は、水はけが悪くなっている証拠です。赤玉土や腐葉土を施して、水はけを良くするようにします。

鉢植えの場合は、4~5月に苗を購入して植え付けます。
用土は、市販の草花用培養土で大丈夫ですが、自分で作る場合は、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石1の割合で配合します。
鉢は、雨の当たらない日当たりと風通しの良い場所におくようにします。

庭植えの場合も、日当たりと風通しがよい場所を選んで植え付けます。
苗よりも少し大きめの植え穴を掘り、堆肥、腐葉土、緩効性化成肥料を土に混ぜ込んでおきます。植え付けるときは、根鉢の土を崩さずに植え付け、株の間隔は20~30㎝空けるようにします。

4.イソトマの手入れ

水やり

水やり

イソトマは、過湿の状態が長く続くと株が弱り、枯れる原因となります。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水やりをします。
地植えは、自然の降雨で足りますので、特に水やりの必要はありません。
梅雨の時期は、土の過湿を避けるため、雨よけを施すと安心できます。

追肥

植え付け時に、元肥として緩効性の化成肥料を施しておきます。
生育期間中は、液体肥料を月に1~2回与えるようにします。ただし、夏の時期や冬越しの際には肥料をあげません。夏の時期に追肥をしてしまうと株が弱ってしまうので与えないように注意します。

花がら摘み

花がら摘みは、咲き終わったものから花茎をしっかり持って付け根から切り取ります。この時、茎から白い液体が盛り上がるように出てきますが、素手で触らないように注意します。白い液体が皮膚につくとかぶれることもあります。手入れをする時は、手袋を着用します。
イソトマは開花している時期が長く、5月~10月にかけて咲き続けます。途中で切り戻しをしてしまうと花が咲かないことがあります。

増やし方

イソトマは、種まきや、さし芽で増やすことができます。
種はとても小さく、光発芽種子です。種をまく際は土をかるく被せるようにします。
種まきの時期は、3月~4月と、9月~10月となりますが、秋まきの場合は室内での管理が必要となります。
さし芽は、6~9月が適期です。新芽の先端を8~10cmほど切り取って、湿らせた赤玉土小粒に挿します。

植え替え

植え替えは、苗を購入してきたら大き目の鉢に植え替えます。
冬越しした場合は、4~5月になったら一回り大きい鉢に植え替えるようにします。

5.イソトマに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

イソトマは、丈夫な植物ですので病気は特にありません。

主な害虫

アブラムシやカイガラムシの発生も少ないので、ガーデニングに向いている植物です。発生した場合はすぐに駆除します。
アブラムシであれば、粘着テープで取り除くようにします。さほど多く発生しないため、薬剤などの使用はしなくても大丈夫なことが多いです。

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