アスペルラ・オリエンタリスの育て方

アスペルラ・オリエンタリス

1.アスペルラ・オリエンタリスの基本情報

アスペルラ・オリエンタリスについて見ていきましょう!

アスペルラ・オリエンタリスの基本情報
■科 目: アカネ科
■分 類:耐寒性秋まき1年草
■学 名:Asperula orientalis
■別 名:タマクルマバソウ
■花言葉:―
■開花期:初夏(5~6月)

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2.アスペルラ・オリエンタリスの特徴

特徴

アスペルラ・オリエンタリスは、西アジアからコーカサス地方などに分布する一年草で、分布エリアはイランを始め、レバノン、シリア、トルコ、ジョージアなどです。

主に草原や落葉樹林帯などに自生する植物で、きれいな花を咲かせることからも観賞用として栽培が行われています。

アスペルラ・オリエンタリスは、タマクルマバソウの名前で流通されることが多い一年草で、開花期は5~6月頃です。

アスペルラ・オリエンタリスは、株元部分から分岐する茎は最初の内は立ち上がるものの、時間の経過とともに倒れるように広がるのが特徴です。

花期を迎えると、分岐した茎の頂部に花弁を出して、淡い青紫色の花を多数咲かせ、鉢植えや庭植えなどで楽しむことができます。

育て方のポイント

アスペルラ・オリエンタリスは日照を好む植物ですので、日当たりが良い環境で栽培します。
また、多湿は禁物で、鉢植えの場合は、鉢土の表面が白っぽく乾いた段階で、たっぷりと水やりを行うようにします。

3.アスペルラ・オリエンタリスの育て方

育て方

アスペルラ・オリエンタリスは、水はけが良い花壇やロックガーデン、もしくは鉢植えやプランターで栽培することもできます。

育てる際には、一般的には種から育てます。春に種をまくと、その年の9~10月に開花し、秋にまくと翌年の5~7月に開花します。

アスペルラ・オリエンタリスは耐寒性に強い草花ですが、霜に当たらないように管理することが大切です。
春まきの場合は霜の心配は無用ですが、秋まきの場合は冬越しが必要になるので、ポットで育てて、霜の心配がなくなった頃に庭植えもしくは鉢植えに植え替えを行います。

庭植え

アスペルラ・オリエンタリスを庭植えする場合、日当たりが良く、水はけが良い場所を選びます。
植え付けるときは、株間を25㎝程あけて植えると良いでしょう。
また、元肥として、用土に完熟堆肥などの有機肥料を混ぜておくと良く育ちます。
なお、追肥は特に施す必要はありません。

鉢植え

鉢植えの場合は、日当たりの良い場所で管理することが第一です。日当たりが悪いと徒長してしまい、上手に育ちませんので注意が必要です。

アスペルラ・オリエンタリスを鉢植えする場合は、緩効性化成肥料を元肥として用土に混ぜて、春になった時に液体肥料を2週間に1度の割合で追肥を施します。

4.アスペルラ・オリエンタリスの手入れ

水やり

水やり

アスペルラ・オリエンタリスの水やりは、表面が乾いた段階でたっぷりと与えますが、庭植えの場合は雨だけで良く、日照りが続いた時などはたっぷりとあげます。
水やりをする時には、花に水がかからないようにします。

花がら摘み

花がら摘みを行うと、アスペルラ・オリエンタリスの花を長く楽しめます。花がら摘みを行う時は、変色した花弁を引き抜くようにして行います。
花がら摘みは、花がしぼんだ時に行う大切な作業ですが、この作業をしっかりと行っておかないと株が弱ってしまい、長く花を楽しめるものが途中で駄目になってしまうこともあります。

増やし方

アスペルラ・オリエンタリスの増やし方は、種まきで増やすことが可能です。花後にできる白色の毛で覆われた果実が黒色に熟した時に種を採取します。集めた種は封筒などに入れて涼しい場所を選んで保管しておきます。

5.アスペルラ・オリエンタリスに発生する病気と害虫

病気と害虫

アスペルラ・オリエンタリスの花には甘い香りがあり、色々な虫が寄って来ますが、病気や害虫の心配はあまりありません。

まれに、アブラムシが付着することもあります。アブラムシには草花が枯れる原因になるウイルスがあり、これが原因で病気になることもゼロではありません。そのため、アブラムシを見つけた時はすぐに駆除することが大切です。

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