ミントブッシュ(プロスタンテラ)の育て方

1.ミントブッシュの基本情報

ミントブッシュについて見ていきましょう!

ミントブッシュの基本情報
■科 目:シソ科
■分 類:半耐寒性常緑低木
■原 産:オーストラリア
■学 名:Prostanthera
■別 名:プロスタンテラ
■花言葉:清涼感、爽やかな恋
■開花期:2~5月

ミントブッシュの鉢植えや苗が買えるお店

ミントブッシュを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
花屋やネットで購入できます。

2.ミントブッシュの特徴

ミントブッシュはオーストラリア原産で、シソ科の常緑低木です。その名前のとおり、葉にはミントのような清涼感のある香りがあります。

開花期は2~5月ごろで、青紫色やピンク、白色などの可愛らしいパステル調の小花が次々と咲きます。

育て方のポイント
  • 過湿と極端な乾燥に弱いので、管理しやすい鉢植えで育てた方が安心。
  • 日当たりのよい場所でも、半日陰でも十分に育つ。
  • 腐植質に富んだ保水性のある土壌を好む。
  • 1~2年経ったら、花後にひと回り大きな鉢に植えかえる。

3.ミントブッシュの育て方

育て方

苗からの育て方

苗を購入する

春に開花株が出回るので購入して育てます。

▼良いもの
・株が締まっていて、ボリュームがあるもの
・よく分枝していて、間延びしていないもの
・葉数が多く、葉色がよいもの
・つぼみが多くついているもの

苗の植えつけ、植えかえ
適期:4~6月

ミントブッシュはオーストラリア原産で、日本の気候に対する適応力が弱いため、管理しやすい鉢植えで育てた方が安心です。

また、1~2年経ったら花後にひと回り大きな鉢に植えかえましょう。放っておくと根詰まりして生育不良を起こします。

鉢植えで育てる
用土 赤玉土(小)5、腐葉土3、軽石砂2の配合土など
肥料 緩効性肥料
  1. 鉢穴より少し大きめの鉢底ネットを、鉢穴の上に置きます。
  2. 鉢底石を、鉢の底が隠れる程度まで入れます。
  3. 鉢の深さの「3分の1」くらいまで土を入れて、根鉢をくずさないように苗を置きます。
  4. 土の表面が鉢縁より1~2cmほど低くなるように、残りの土を入れて高さを調整します。
  5. たっぷりと水を与え、2~3日は半日陰に置いて苗を安定させた後、日当たりと風通しの良い場所に移動させます。

4.ミントブッシュの手入れ

水やり
鉢植えの管理場所
春・秋 【戸外】日当たりのよい場所
夏越し 【戸外】風通しのよい半日陰で西日は避ける
冬越し 【室内】日当たりのよい窓辺
水やり
鉢植えの場合

▼水やりのタイミングは?

基本的には、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
夏は、土を乾燥させ過ぎないように、水切れに注意します。
冬は、生育が鈍るので水やりを控えめにして、やや乾かし気味に管理します。

▼水やりの方法と注意点は?

花・葉・茎に水が直接かからないように、鉢土に静かに注ぐようにします。鉢底から余分な水が流れ出るまで、たっぷりと与えましょう。そうすることで、土中に溜まった老廃物や古い空気が押し出され、新しい空気が流れ込んで根の呼吸を促します。また、鉢皿の水は溜めずにこまめに捨てましょう。

追肥

真夏を除いた春と秋の生育期間中に、緩効性肥料を置き肥するか、液肥を月に1~2回ほど与えます。多肥にする必要はありません。

剪定、切り戻し
適期:5~6月

5~6月の花後に、伸びすぎた枝があれば1/2~1/3ほど切り詰めて樹形を整えます。切った枝は挿し木に利用できます。

挿し木(挿し芽)
適期:7月
  1. 若い茎の先端を7~8cmくらい切り取ります。この切り取った部分を「挿し穂」といいます。
  2. 挿し穂の下半分にある葉を摘み取ります。
  3. 土に挿す部分をカッターで「斜め」に切って、吸収効率を上げます。
  4. 切り口を、水の入った容器に30分~1時間ほど浸けておきます。葉は水に浸けないようにします。
  5. 発根剤を切り口につけます。なければそのまま挿しても大丈夫です。
  6. 湿らせた挿し木用土に植えます。棒で土に穴をあけて、挿し穂をさして土で固定します。
  7. 静かにたっぷり水を与えます。
  8. 直射日光を避け、半日陰で管理します。用土の表面が乾いたら水をやります。
  9. 少しずつ日に当てる時間を増やし、3~4週間したら、手で軽く引っ張ってみます。抜けずに手応えがあれば発根しています。
  10. 発根したら丁寧に掘り出し、1株ずつポットや鉢に移植して日当たりのよい場所で育てます。

5.ミントブッシュに発生する病気と害虫

病気と害虫

ミントブッシュは病害虫に強く、ほとんど発生しません。

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