ドクダミの育て方

1.ドクダミの基本情報

ドクダミについて見ていきましょう!

ドクダミの基本情報
■科 目:ドクダミ科
■分 類:耐寒性多年草
■原 産:日本(本州以南)、台湾、中国、ヒマラヤ、東南アジア
■学 名:Houttuynia cordata
■別 名:ゴシキバドクダミ、ジュウヤク
■花言葉:野生、白い追憶
■開花期:6~7月

ドクダミの鉢植えや苗が買えるお店

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2.ドクダミの特徴

ドクダミは、薬効が10種もあることから十薬(ジュウヤク)とも呼ばれ、古くから薬草として利用されてきました。

そのドクダミの園芸品種が、ゴシキバドクダミ「カメレオン」です。名前のとおり赤や黄色などのカラフルな斑が、日照や栽培環境によって不規則に入ります。ほかには八重咲きになる品種もあります。

地下茎で盛んに増えるため、庭に植える場合は広がりすぎに要注意です。

育て方のポイント
  • やや湿り気のある明るい日陰が最適です。
  • 日なた~日陰、乾燥地~湿地まで、ほとんど場所を選ばずによく育ちます。
  • 斑入り葉の品種は、やや日当たりのよい場所のほうが、斑の部分が色鮮やかにくっきりと出ます。
  • 耐寒温度は-10℃程度なので、冬に凍結の心配がある地域でなければとくに対策の必要はありません。

3.ドクダミの育て方

育て方

苗からの育て方

苗の植えつけ
適期:3~4月
鉢植えの場合
  1. あまり土質は選びません。市販の草花用培養土か、赤玉土(小)6・腐葉土4の配合土などを使います。
  2. 鉢穴より少し大きめの鉢底ネットを、鉢穴の上に置きます。
  3. 鉢底石を、鉢の底が隠れる程度まで入れます。
  4. 鉢の深さの「3分の1」くらいまで土を入れて、根鉢をくずさないように苗を置きます。
  5. 土の表面が鉢縁より1~2cmほど低くなるように、残りの土を入れて高さを調整し、たっぷりと水を与えます。
地植えの場合
  1. 苗を植える2週間くらい前から、土に堆肥や腐葉土を混ぜてよく耕しておきます。
  2. 極端なやせ地でない限り、元肥を施す必要はありません。
  3. 植え穴をあけて根鉢をくずさないように置きます。
  4. 株元を土で覆って、軽く押さえて安定させます。
  5. 株元にたっぷりと水を与えます。

4.ドクダミの手入れ

水やり
水やり
鉢植えの場合

植えつけ時にたっぷりと水を与えておけば、その後は乾燥がかなり続いたときだけで十分です。ただし、極端に乾燥させると花が咲きにくくなります。

地植えの場合

植え付けのときにたっぷりと水を与えておけば、基本的に水やりの心配はありません。花壇に植えた植物は地中に広く根を張り、水分吸収効率がよくなっているので、自然に雨が降れば十分です。

追肥

肥料はほとんど必要ありません。鉢植えの場合は、春に緩効性化成肥料の置き肥を施しておくと、花つきがよくなります。

先祖返り

斑入りや八重咲きの品種はよく先祖返りして、斑が消えたり一重咲きになってしまうことがあります。先祖返りした部分を見つけたら早急に取り除きましょう。放っておくと普通のドクダミばかりになってしまいます。

植え替え・株分け
適期:3~4月

庭植えなら必要ありませんが、鉢植えなら毎年植え替えましょう。わずかな地下茎からも増えるので、株分けして新しい用土で植えつけます。

5.ドクダミに発生する病気と害虫

病気と害虫

かかりやすい病害虫はありません。

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