ホリホックの育て方

ホリホック

1.ホリホックの基本情報

ホリホックについて見ていきましょう!

ホリホックの基本情報
■科 目:アオイ科
■分 類:一・二年草、耐寒性多年草
■学 名:Alcea rosea(Althaea rosea)
■別 名:タチアオイ
■花言葉:大望、野心、豊かな実り、気高く威厳に満ちた美
■開花期:夏(6~8月)

ホリホックの鉢植えや苗が買えるお店

ホリホックを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

2.ホリホックの特徴

特徴

ホリホックは、地中海沿岸西部地域からアジアが原産地で、一・二年草と多年草のタイプがあります。
夏を代表する花の一つで、空に向かって真っすぐ伸びる草姿から、別名でタチアオイ(立葵)と呼ばれていて、花が終わる頃には梅雨が明けると言われています。
草丈は60cm~150cm程度で、ハイビスカスに似た花をたくさん咲かせるのが特徴です。
花色は豊富で、白、赤、ピンク、オレンジ、黄、黒、紫、複色があり、花形も一重から八重咲きまであります。
耐寒性にも耐暑性にも強く、初心者でも育てやすい植物とされています。

育て方のポイント

日当たりと水はけが良く、風通しの良い場所で育てます。

3.ホリホックの育て方

育て方

ホリホックは、高温多湿にやや弱いので、日当たりと水はけの良い場所が適しています。
多湿になると、根腐れを起こす可能性があるので注意が必要です。

苗から育てる場合は、3月~4月か、9月~11月が適しています。
根を傷つけると生育不良を起こすため、根鉢の土は崩さずに丁寧に植え付けます。
蒸れに弱いので、株間を30cmほどあけて植え付けるようにします。

庭植えの場合は、日当たりと水はけの良い場所を選びます。
庭土に腐葉土を混ぜ込み、緩効性化成肥料を施します。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使用すると手軽です。
用土を自分で配合する場合は、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石またはパーライト1などの割合で配合し、緩効性化成肥料を施します。

種まきから育てる場合は、4月~5月か、9月中旬~10月中旬が適期です。
種まきは、ポットまきか直まきにします。
育苗ポットにまく場合は、種を2~3粒ずつ点まきにして、覆土は5㎜程度にします。
発芽までの2~3週間は乾かさないように管理します。
発芽したら間引きを行い、丈夫な苗を1本残して、本葉が出たら花壇や鉢に植え付けます。
また、草丈20~30cmになったら倒伏防止のため、支柱立てを行います。

4.ホリホックの手入れ

水やり

水やり

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
庭植えは、根が張ったあとは水やりの必要はありません。

追肥

植え付け時に、元肥として緩効性化成肥料を施しておくと、追肥の必要はありません。
多年草タイプの場合は、春に緩効性化成肥料を置き肥します。

花がら摘み

咲き終った花がらは、花茎の部分から摘み取ります。

増やし方

種まきと株分けで増やすことができます。
株分けは、3月~4月か、9月~11月に、掘り上げた1株に3~5芽つくようにします。

植え替え

鉢植えの場合、1~2年に1回、春か秋に植え替えを行います。

5.ホリホックに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

主な病気として、斑点病が発生する場合があります。
斑点病は、カビによる伝染性の病気で、葉や茎などに褐色で円形の斑点ができ、下葉から徐々に上の葉に伝染し、被害が進むと葉が枯れて株も衰弱します。発病した花や葉などは早めに取り除き、水はけと風通しを良くして予防します。

主な害虫

主な害虫に、ハマキムシとアブラムシがいます。
ハマキムシは蛾の仲間で、体長2cmほどの幼虫が葉を巻いたり、綴り合わせて葉を食害します。
食害量が多いので、葉の中を開いて幼虫を捕殺するか、綴られた葉を押しつぶします。

アブラムシは、茎や葉に集団で寄生し、植物の栄養を吸汁して株の生育を阻害します。
ウイルス病を媒介し、すす病を誘発することもあるので、早めに殺虫剤で駆除します。
日当たりや風通しが悪いと発生しやすいので、花がらを摘んで風通しをよくします。
アブラムシは薬剤に弱いので、オルトラン粒剤などを株元にまいて防除します。
発生した場合は、ガムテープなどで貼りつけて取り除きます。大量に発生した場合は、殺虫剤で早めに駆除します。

枯れる原因

多湿による根腐れに注意し、斑点病やハマキムシが発生しないように予防します。

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