トケイソウの育て方

トケイソウ

1.トケイソウの基本情報

トケイソウについて見ていきましょう!

トケイソウの基本情報
■科 目:トケイソウ科
■分 類:半耐寒性つる性木本、つる植物
■学 名:Passiflora
■別 名:パッシフローラ、パッションフラワー
■花言葉:神聖な愛、宗教、信仰
■開花期:夏(5~10月)

トケイソウの鉢植えや苗が買えるお店

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2.トケイソウの特徴

特徴

トケイソウは、原産地は熱帯アメリカで、つる性植物、低木、多年草などがあり、約500種が存在すると言われています。
果実が収穫できるパッションフルーツも、トケイソウの仲間です。

トケイソウの花は、時計の文字盤に似た美しい花を咲かせ、雄しべと雌しべを時計の針に見立ててその名がついたとされています。

トケイソウの花期は品種により異なりますが、花期になると、ツルの葉の付け根から
直径8㎝ほどの花を咲かせます。
緑のカーテンとしても利用することができ、つややかな葉も楽しむことができます。

育て方のポイント

日当たりがよく、水はけの良い場所に植えます。
1年中、日に当てて、寒さに弱い品種は、冬は室内で育てます。

3.トケイソウの育て方

育て方

トケイソウは、日当たりと水はけの良い場所を選んで植えます。
種はあまり販売されていませんので、苗から育てるのが一般的です。
苗の植え付けは、4~6月が適期です。

トケイソウは、関東南部以西では庭植えができます。
庭植えの場合は、耐寒性の品種を選び、フェンスやトレリスなどにつるを絡ませて育てます。
用土は、腐葉土を2~3割混ぜて水はけをよくして、緩効性化成肥料を入れます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使用できます。
自分で用土を作る場合は、赤玉土小粒7、腐葉土3の割合で混ぜ合わせて、緩効性化成肥料を入れます。
水切れに注意し、日当たりのよい場所に置いて管理します。

4.トケイソウの手入れ

水やり

水やり

鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
水をやりすぎに注意し、冬の間は控えめにします。
庭植えは、特に水やりの必要はありません。

追肥

鉢植えの場合は、成長期の4月~10月頃まで、月1回程度、緩効性化成肥料を与えます。
庭植えは、植え付け時の元肥で十分ですが、育ちが悪い場合は肥料を与えます。

切り戻し

成長期は、つるがよく伸びてつる同士が絡み合ってしまうため、1~2週間に1回、つるの誘引を行い、伸びすぎた枝は切り戻しをします。
枯れた枝なども一緒に取り除きます。

増やし方

さし木で増やすことができます。
5月から7月の時期に、枝を2節ほど付けて切り取り、用土にさします。

植え替え

鉢植えは、根詰まりしないように、毎年ひと回り大きい鉢に植え替えます。

5.トケイソウに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

病気の心配はあまりありません。

主な害虫

主な害虫に、ハダニとカイガラムシがいます。
ハダニは、葉の裏に発生します。水には弱いので葉水をすることで予防できます。発生した場合は、殺虫剤で駆除します。

カイガラムシは、茎葉に寄生して栄養を吸い取り、株の生育を弱らせます。
幼虫は殺虫剤で駆除し、成虫はブラシなどでこすり落とします。
カイガラムシは、風通しを良くして病気を予防します。

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