アデニウムの育て方

アデニウムの花

1.アデニウムの基本情報

アデニウムについて見ていきましょう!

アデニウムの基本情報
■科 目: キョウチクトウ科
■分 類:非耐寒性多肉植物
■学 名:Adenium obesum
■別 名:砂漠のバラ
■花言葉:一目惚れ、純粋な心
■開花期:夏(6~9月)

アデニウムの花苗や種が買えるお店

アデニウムを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

美しい花はもちろん、どっしりむちむちした幹、つややかな葉、見ごたえある品種です。 むっちりした株でとってもかわいらしいです。

2.アデニウムの特徴

特徴

アデニウムは、綺麗で鮮やかな赤や白などの美しい色味の花を咲かす特徴で知られており、主に南アフリカを始めとして南西アフリカやソコトラ島などアラビア半島原産の多肉植物です。
その美しい花や根元の独特の面白い形状のフォルムなどでもインパクトがあり、観葉植物としても人気が高い植物です。

多肉植物であるアデニウムには体内に水分を蓄える特徴があります。このおかげで、原産国のような砂漠地域などの水の少ない乾燥した地域でも安定して綺麗な花を咲かせます。
別名で「砂漠のバラ」などとも呼ばれ、多くの人に親しまれています。

育て方のポイント

アデニウムの育て方のポイントは、あまり多くの水分を過度に与えないことです。

3.アデニウムの育て方

育て方

アデニウムは、主に暖かい乾燥した地域などで多く見られる植物ですから、暑さ(乾燥)には強い植物で比較的育てやすいことでも知られています。
鉢植えの場合でも、庭植えの場合でも、まずはしっかりと日光をたっぷりと浴びせることがアデニウムの一番の栄養となります。

アデニウムにとって成長期となる日光の強い季節の夏場には、できるだけ日当たりの良い場所で、アデニウムに日光を浴びせることで株元を大きく成長できます。
乾燥を好むため、できるだけ水分は与え過ぎないように注意が必要であり、土がカラカラに乾いていたら水分を与える程度で十分です。

梅雨の時期など、大量に雨が降っているような時は、アデニウムに過度な水分がかからないようにします。
庭植えの場合は、雨よけの対策をするか、鉢植えの場合は、屋内に移動させるようにして、あまり水分に触れないような対策が必要です。

用土も、乾燥しやすいように通気性や水はけの良い赤玉土や腐葉土などを混ぜた物を使用します。市販されている一般的な観葉植物用の土を使用すると手軽に使えて良いです。

アデニウムに与える肥料は、夏場前の成長期に緩効性の化成肥料を適量与える程度で、一年中頻繁に与える必要はありません。

4.アデニウムの手入れ

水やり

アデニウムの原産国が、主に暖かい気候の国であり、育てる場合は注意点がいくつか存在します。
寒さに弱いため、屋外で育てる場合はしっかりと保温対策などをして、一定の温度を保つようにする必要があります。
鉢植えでは、屋内の窓近くに置いて、少しでも日照時間を確保しておくことが重要です。

水やり

アデニウムの水やりですが、やはりあまりに頻繁に水やりをすることは逆効果ですので、土がカラカラに乾燥した頃に与える程度に留めておき、夏場の時期では鉢植えでも庭植えでも日光にしっかり当てるようにします。

追肥

肥料は、普段与えない方が良いため、アデニウムに追肥をあたえる場合は様子を見ながら判断します。

花がら摘み

アデニウムの枯れた葉は常時摘み取るようにして、花が咲き終わったら花がら摘みをします。

増やし方

アデニウムの増やし方は、種まき、さし木が主な方法です。
種まきからではどうしても成長させるのに時間がかかってしまうので、さし木の方が簡単です。その分、株元の成長は弱くなるため、特徴的なフォルムには育たないので注意です。

植え替え

アデニウムを植え替える場合は、枯れた根などを取り除き、鉢根をある程度切ってから植え替えます。

5.アデニウムに発生する病気と害虫

病気と害虫

アデニウムは比較的育てやすい植物ですが、様々な原因でアデニウムが枯れる原因となります。

主な病気

アデニウムの主な病気には、過度な水分や低温によるによる軟腐病があります。
過度な水分と冬場の低温にさえ気を付けていれば、それ程心配することはありません。

主な害虫

高温な時期に乾燥したアデニウムには、ハダニ、アブラムシ、カイガラムシなどの害虫が発生する可能性があります。
害虫を放置しておくと大事な養分を吸われてしまい、アデニウムの生育が遅れ、最悪アデニウムが枯れる原因となってしまうため、害虫を発見次第、対処するようにします。

アデニウムの葉の色が白っぽく変色していたりする場合は、ハダニなどの害虫が葉の裏に付着している可能性が高いため、小まめに葉の裏側を確認するようにします。

アブラムシも新芽や蕾などに多く発生することがありますが、殺虫剤の使用を避けたい場合は、使い古した歯ブラシなどで排除してしまうのも有効です。

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