ムスカリの育て方

ムスカリ

1.ムスカリの基本情報

ムスカリについて見ていきましょう!

ムスカリの基本情報
■科 目:ユリ科(キジカクシ科)
■分 類:秋植え球根
■学 名:Muscari
■別 名:ブドウヒヤシンス
■花言葉:失望、失意
■開花期:春(3~5月)

ムスカリの鉢植えや苗が買えるお店

ムスカリを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

2.ムスカリの特徴

特徴

ムスカリは、ユリ科(APG分類:キジカクシ科)に属し、地中海沿岸、西アジアが原産の秋植え球根です。
一般的に栽培されている品種は紫色のアルメニアカムで、ボトリオイデスは別名ブドウムスカリとして知られています。
ムスカリは、ヒヤシンスに近い植物で、耐寒性が強く、花壇や鉢植えに向いています。チューリップとの組み合わせが定番ですが、同じ種類を群植させるとよくまとまります。
植え付けたままでも毎年よく咲くので、グラウンドカバーとしても利用されています。

育て方のポイント

日あたりと水はけと良い場所で育てます。

3.ムスカリの育て方

育て方

ムスカリは、一般的に球根から育てます。
ムスカリの球根は、9月下旬頃に園芸店やホームセンターなどで入手できます。

ムスカリの球根は、遅めに植えると葉が長く伸びずに花がコンパクトに咲くため、11月~12月中旬に植えるのが理想的です。
庭植えの場合は、日当たりと水はけのよい場所を選びます。
ムスカリは酸性土壌を嫌うので、植え付け前に苦土石灰を混ぜ込んでおきます。
植え付け時に緩効性化成肥料を施し、球根1球分の高さの4~5㎝ぐらいの深さに植えます。
複数植えるときは、球根の間隔を5~6㎝程度にします。

鉢植えの場合は、水はけのよい市販の草花用培養土を使用すると手軽です。
自分で用土を作る場合は、赤玉土7、腐葉土3の割合で配合し、緩効性化成肥料を入れます。
5号鉢(口径15㎝)に、5~7球の球根を目安に植えます。
球根は、球根の頭部を3~4㎜ほど地表に出して植えます。
鉢は、日当たりのよい場所で管理します。

4.ムスカリの手入れ

水やり

水やり

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
水のやりすぎは球根が腐る原因になるため、注意します。
葉が枯れて休眠期に入る6月~9月は水やりの必要はありません。
庭植えの場合は、根付くまでは水をやりますが、その後は極端に乾燥しない限り水やりの必要はありません。

追肥

庭植えの場合は、植え付け時に緩効性化成肥料を施し、3月中旬頃に追肥を1回施します。
鉢植えの場合は、植え付け時に緩効性化成肥料を混ぜ込み、3月中旬頃に緩効性化成肥料を1回施すか、液体肥料を2回ほど施します。

花がら摘み

花が咲き終わったら、種に栄養が奪われてしまうため、花がらを摘み取ります。

球根は、花が終わると光合成を行って栄養を蓄えます。自然に枯れる前に葉を切ってしまうと、球根が十分に栄養を蓄えることができなくなりますので気を付けます。

増やし方

分球で増やすことができます。
葉が枯れはじめる6月下旬に球根を掘り上げて、11月上旬頃に植え付けを行います。
球根は毎年堀上げて分球するのが理想的です。

植え替え

ムスカリは一度植えると、数年は植えっぱなしでも大丈夫です。
球根が増えて窮屈になってきたら、2~3年おきに掘り上げて植え替えます。
掘り上げた球根は乾燥させて涼しい場所で管理し、秋になったら植え付けます。

5.ムスカリに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病害虫

ムスカリは、病気や害虫の心配はほとんどありません。

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