ユウゼンギクの育て方

ユウゼンギク

1.ユウゼンギクの基本情報

ユウゼンギクについて見ていきましょう!

ユウゼンギクの基本情報
■科 目:キク科
■分 類:耐寒性多年草
■学 名:Symphyotrichum novi-belgii
■別 名:ニューヨークアスター
■花言葉:老いても元気で、後知恵、さようなら私の恋よ
■開花期:秋(9~11月)

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2.ユウゼンギクの特徴

特徴

ユウゼンギクは、キク科アスター属の耐寒性多年草です。
北アメリカ原産のアスターの仲間で、明治時代に日本に導入され、別名でニューヨークアスターとも呼ばれています。
一般にアスターといわれるエゾギクは中国原産のもので、アスター属とは別属です。

ユウゼンギクは、花が友禅染のように美しいことから名が付いたとされています。
花色は、赤、青紫、赤紫、ピンク、白などがあり、一重、半八重、八重咲きがあり、小ギクのような花を咲かせます。
ユウゼンギクは、寒さに強く、初心者でも比較的簡単に栽培できる植物です

育て方のポイント

日当たりと水はけが良く、風通しの良い場所で育てます。

3.ユウゼンギクの育て方

育て方

ユウゼンギクは、春に苗を入手して植え付けます。
日当たりのよい場所で育てますが、午前中だけ日光が当たるような半日蔭でも育ちます。
西日が苦手ですので、西日が強い場所では枯れてしまうこともあります。

庭植えの場合は、腐葉土をすき込み、緩効性化成肥料を施します。
株間は、20〜30㎝ほどあけて植え付けます。
連作を嫌うので、1年おきに場所を変えて植え付けます。

鉢植えの場合は、用土は草花用の培養土を利用すると手軽です。
自分で用土を作る場合は、赤玉土小粒6、腐葉土4の割合で配合し、緩効性化成肥料を施します。
鉢植えの場合も、西日の当たる場所には置かないようにします。

4.ユウゼンギクの手入れ

水やり

水やり

鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
冬の期間も、土の表面が乾いてから行うようにします。
庭植えの場合は、極度に乾燥しない限り水やりの必要はありません。

追肥

生育中に、緩効性の化成肥料を2か月に1回程度施します。

花がら摘み

花が咲き終わったら、花がらを摘み取り、次の花を咲かせます。
秋の花後に葉が枯れてきたら、地表から5㎝ぐらいの所で切り戻します。

増やし方

株分け、または挿し芽で増やすことができます。
株分けは、地下茎を途中から切り離して植え付けます。
挿し芽は、長さ7~8㎝程度の挿し穂を用土に挿します。

植え替え

鉢植えの場合は、株分けをして毎年一回り大きな鉢に植え替えます。
庭植えの場合は、2~3年に1回、植え替えます。

5.ユウゼンギクに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

主な病気として、うどんこ病が発生することがあります。
うどんこ病は、葉や茎などの表面にうどん粉をまぶしたような白いカビが生えてくる病気です。
窒素分の肥料を与え過ぎないように注意します。
ベンレートなどの殺菌剤を定期的にまいても予防できます。

主な害虫

主な害虫に、ハダニがいます。
ハダニは夏の高温乾燥時に多発しますので、早期発見と早期駆除が大切です。
オルトラン粒剤などを散布しておくと予防ができます。

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