ネモフィラの育て方

ネモフィラ

1.ネモフィラの基本情報

ネモフィラについて見ていきましょう!

ネモフィラの基本情報
■科 目:ムラサキ科
■分 類:秋まき一年草
■学 名:Nemophila
■別 名:ルリカラクサ、ベビーブルーアイズ
■花言葉:どこでも成功、可憐、あなたを許す
■開花期:春(3~5月)

ネモフィラの鉢植えや苗が買えるお店

ネモフィラを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

2.ネモフィラの特徴

特徴

ネモフィラは、原産地は北アメリカ西部で、ムラサキ科の一年草の植物です。
爽やかな青と白の花色が印象的で、別名でルリカラクサ、ベビーブルーアイズとも呼ばれています。

草丈は15~30㎝で、花色は、青、白、濃紫などがあります。
最もポピュラーな品種として、澄んだ青色のインシグニスブルー(ネモフィラ・メンジェシー)が多く出回っています。

ネモフィラは手がかからず、育てやすい花です。水やりや肥料を気にすることなく、放っておいてもどんどん育ち、美しい花を咲かせます。
風になびく可憐で青い花は春の訪れを告げ、見る人を爽やかな気持ちにさせてくれます。

育て方のポイント

日当たりと風通しのよい場所で育てます。

3.ネモフィラの育て方

育て方

ネモフィラは、日当たりのよい場所で育てます。
耐寒性は比較的ありますので、霜や凍結に気を付ければ戸外で越冬できます。
暖かいと茎が伸び過ぎるので、室内に取り込む必要はありません。

ネモフィラは、種からも苗からも育てることができます。
種から育てる場合は、花壇やプランターに直まきするのが一番簡単な方法です。

市販のポット苗は、2月~4月に園芸店やホームセンターなどで入手することができます。
購入したポット苗を植え付ける際は、根をほぐさずに植えることがポイントです。

庭植えの場合は、日当たりが良く、風通しがよい場所が適しています。
あらかじめ庭土に苦土石灰を混ぜて土壌を中和し、腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境を作ります。
元肥として、完熟堆肥や緩効性化成肥料を少量施します。
株間は10~20㎝程度あけます。
根は傷みやすいので、根鉢は崩さずに植え付けます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使用すると手軽です。
用土を自分で作る場合は赤玉土小粒6、腐葉土4などの割合で配合します。

種から育てる場合は、9月~10月に種をまきます。
ネモフィラは移植を嫌うので、庭や鉢に直まきにします。
10日ほどで発芽しますので、2回ほど間引きを行い、最終的に株間が15~20㎝になるようにします。

種まきは、3号ポット(直径9㎝)に種を5~6粒ずつまいても構いません。
本葉が3枚になったら、元気な苗を残して1本立にします。
3月~4月の頃に、根を傷つけないように注意して植え付けます。

4.ネモフィラの手入れ

水やり

水やり

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
多湿は根腐れや病気の原因となりますので、水のやりすぎに注意します。
庭植えの場合は、根付いた後は水やりの必要はありません。

追肥

庭植えの場合は、植え付けの際に少量の元肥を施せば、追肥の必要はありません。
鉢植えの場合は、2か月に1回程度、固形肥料を与えます。

花がら摘み

咲き終った花は、こまめに花がらを摘み取ります。
湿気に弱いため、傷んだ花や枯れた葉も取り除きます。
茎や葉が混み合ってきたら、軽く切り戻しを行い、風通しをよくして病気を予防します。

増やし方

種まきで増やすことが出来ます。

植え替え

一年草ですので、植え替えの必要はありません。

5.ネモフィラに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

主な病気に、うどんこ病や灰色かび病が発生することがあります。
うどんこ病は、高温多湿の環境で発生しやすい病気です。
葉や茎がうどん粉をまぶしたように白くなり、光合成ができなくなって枯れてしまいます。
窒素肥料の与え過ぎに注意して、風通しを良くして予防します。

灰色かび病は、カビが原因の病気で、気温・湿度ともに高い環境で発生しやすくなります。
葉に小さな灰色の斑点ができ、次第に広がって枯れてしまいます。
治療はできないので、発病した部分はすぐに切り取って拡大を防止します。
多湿が原因ですので、風通しを良くして病気を予防します。

主な害虫

主な害虫に、アブラムシが発生することがあります。
アブラムシは、茎や葉に集団で寄生し、植物の栄養を吸汁して株の生育を阻害します。
ウイルス病を媒介し、すす病を誘発することもあるので、早めに殺虫剤で駆除します。
日当たりや風通しが悪いと発生しやすいので、花がらを摘んで風通しをよくします。
アブラムシは薬剤に弱いので、オルトラン粒剤などを株元にまいて防除します。

枯れる原因

枯れる原因で最も多いのは、植え付けのときに根を傷つけてしまうことです。
購入した苗を庭に植え替えたり、大きな鉢に移し替えたりする際に誤って根を切ってしまうことが多いようです。
ネモフィラは直根草で移植を嫌う植物ですので、なるべく移植を避けて、根を傷つけないように注意します。

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