ロベリアの育て方

ロベリア

1.ロベリアの基本情報

ロベリアについて見ていきましょう!

ロベリアの基本情報
■科 目:キキョウ科
■分 類:秋まき一年草/半耐寒性多年草
■学 名:Lobelia
■別 名:ルリチョウソウ、ルリミゾカクシ
■花言葉:貞淑、謙遜
■開花期:初夏(4~6月)

ロベリアの鉢植えや苗が買えるお店

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2.ロベリアの特徴

特徴

ロベリアは、南アフリカが原産の一年草または多年草ですが、高温多湿に弱いことから、日本では秋まき一年草として扱われています。
原種は400種以上あると言われていますが、園芸的には南アフリカ原産のロベリア・エリヌスとその園芸品種をロベリアと呼んでいます。

ロベリアは、花が蝶の形をしていることから、別名でルリチョウソウの和名でも知られています。
草丈は10~25㎝で、花色は、紫、青、白、ピンク、複色などがあり、羽を広げた蝶のような形の小花をこんもりと咲かせます。

春から初夏にかけての寄せ植えや、ハンギングバスケットにも良く似合う花として人気があります。

育て方のポイント

日当たりと水はけが良い場所で育てます。
鉢植えの場合は、夏は風通しのよい半日陰で管理します。

3.ロベリアの育て方

育て方

ロベリアは、種から育てることができますが、種はとても小さくて育苗にも手間がかかります。
初めて育てる場合は、市販の苗を購入して植え付けると簡単です。

庭植えの場合は、日当たりと水はけがよい場所が適しています。
用土に腐葉土や堆肥を混ぜ込んで水はけを良くして、緩効性化成肥料を施します。
株間は20~25㎝程度あけて植え付けます。
苗の植付け時期は、3月~4月が適期です。

鉢植えの場合は、5号鉢(直径15㎝)に1株が目安です。
用土は、市販の草花用培養土を使うと手軽です。
用土を自分で作る場合は、赤玉土小粒7、腐葉土3などの割合で配合し、緩効性化成肥料を混ぜ込みます。
鉢は、よく日の当たる戸外で管理し、夏場は半日陰(午前中日が当たり午後から日陰になる場所)で管理します。 

種から育てる場合は、9月中旬~10月中旬が種まきの適期です。
種は非常に細かいので、平鉢などに重ならないようにばらまきにします。
種は好光性ですので、覆土の必要はありません。
上から水を与えると種が流れてしまうので、鉢底から吸水させます。
7~10日で発芽しますので、混み合った箇所を間引いて、本葉3~4枚の頃にポットに1株ずつ移し替えて育苗します。
3月~4月に本葉が5~6枚になったら、鉢や花壇へ植え付けます。

4.ロベリアの手入れ

水やり

水やり

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
乾燥も多湿も嫌うため、毎日少量を与えるようにします。
庭植えの場合は、乾燥が続いたときは水やりをしますが、それ以外は必要ありません。

追肥

元肥として、緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
追肥は、3月~6月の生育期に、薄めの液体肥料を月に2~3回程度施します。
夏越しをさせる場合は、真夏は肥料を与える必要はありません。

花がら摘み

一年草として扱いますので、花がら摘みは特に必要ありません。
切り戻しをして夏を越すことができれば、9月に再び花を咲かすこともあります。

増やし方

種まきで増やすことができます。

5.ロベリアに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

病気の心配は、ほとんどありません。

主な害虫

主な害虫に、アブラムシが発生することがあります。
アブラムシは、茎や葉に集団で寄生し、植物の栄養を吸汁して株の生育を阻害します。
ウイルス病を媒介し、すす病を誘発することもあるので、早めに殺虫剤で駆除します。
日当たりや風通しが悪いと発生しやすいので、花がらを摘んで風通しをよくします。
アブラムシは薬剤に弱いので、オルトラン粒剤などを株元にまいて防除します。

枯れる原因

ロベリアは、ある程度の耐寒性はありますが、霜や凍結に遭うと枯れることもあります。
冬はベランダの日当たりの良い場所や、室内の窓際で育てます。

梅雨の頃に、高温多湿によって株の中心が蒸れてしまい、枯れることもあります。
株間を十分とって、株元をすかして風通しを良くします。
また、肥料の与えすぎで枯れることもありますので、気を付けます。

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