コリウスの育て方

コリウス

1.コリウスの基本情報

コリウスについて見ていきましょう!

コリウスの基本情報
■科 目:シソ科
■分 類:春まき一年草
■学 名:Coleus
■別 名:キンランジソ、ニシキジソ
■花言葉:かなわぬ恋、善良な家風、健康
■鑑賞期:カラーリーフ(4~10月)

コリウスの鉢植えや苗が買えるお店

コリウスを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

2.コリウスの特徴

特徴

コリウスは、カラフルで鮮やかな葉を楽しむ植物として人気があり、葉色には赤、ピンク、黄、緑色などがあります。
シソ科の植物であることから、別名キンランジソやニシキジソとも呼ばれています。
日本では冬越しするのが難しいので、一年草として扱われていますが、冬越しをさせることも可能です。

品種には、種から育てた一年草タイプ(実生系)と、挿し芽で育てた多年草タイプ(栄養系)があります。
栄養系品種は生育が旺盛ですので、摘心を繰り返して大株に仕立てることができます。
コリウスは、寄せ植えやハンギングバスケットのわき役に向いており、初心者でも比較的簡単に育てることができる植物です。

育て方のポイント

日当たりと風通しのよい場所で育てます。

3.コリウスの育て方

育て方

コリウスは、日当たりと風通しのよい場所を好むので、春と秋は日がよく当たる場所で育てます。夏場は、強い日差しの避けられる場所が適しています。

本来は多年草の植物ですので、冬越しをさせる場合は鉢植えにして、11月頃に室内の日当たりのよい場所に取り込みます。10℃以下になると葉が落ち始めるので気温が下がらない場所で管理します。

コリウスは、種から育てることもできますが、市販のポット苗を購入して植え付けると簡単です。植え付け時期は、5月~6月が適期ですので、根鉢を崩さずに植え付けます。

庭植えの場合は、午後から日陰になるような半日陰の場所を選びます。
用土に腐葉土や完熟堆肥を混ぜ込んで水はけの良い環境を作り、元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込みます。
株間は、20~25cmほど空けて植え付けます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使用すると手軽です。
用土を自分で作る場合は、赤玉土小粒6、腐葉土4などの割合で配合し、緩効性化成肥料を混ぜ込みます。

種から育てる場合は、発芽温度が25℃と高いので、5月になってから種まきをします。
底の浅い箱や容器に土を入れ、種をばらまきにします。土は被せる必要はありません。鉢皿に水を入れて底面吸水をさせ、発芽したら鉢皿を取り除きます。
本葉が3~4枚に育ったら育苗ポットに移植し、本葉8~10枚の頃に鉢や庭に植え付けます。

4.コリウスの手入れ

水やり

水やり

コリウスは乾燥にとても弱いので、水切れさせないように注意が必要です。
鉢植えの場合は、表土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりします。
庭植えの場合は、降雨のみで大丈夫ですが、夏場に乾燥が続くときは水やりをします。

追肥

庭植え、鉢植えとも、元肥として緩効性化成肥料を施します。
多肥にすると葉色が悪くなるので、追肥は控えめにします。

花がら摘み

コリウスは葉を楽しむ植物であるため、基本的には花を咲かせないようにします。
葉の部分から花穂が見えてきたら、すぐに摘み取ります。

また、草丈が7~8cmになった頃に先端部を摘芯すると、わき芽が伸びてきます。
摘芯を繰り返すことにより、ボリューム感のある草姿にすることができます。

増やし方

種まきと、挿し芽で増やすことができます。
挿し芽は、若い枝を10cmくらいに切って下葉を取り除き、1時間ほど水につけてから赤玉土などに挿します。

植え替え

一年草扱いのため、植え替えの必要はありません。
冬越しさせる場合は、新しい用土で一回り大きな鉢に植え替えます。

5.コリウスに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

病気の心配は、ほとんどありません。

主な害虫

主な害虫として、ヨトウムシやナメクジがいます。
ヨトウムシは蛾の幼虫で、夜行性のため夜間に活動して、葉を食害します。
ヨトウムシが見当たらない場合は、根元の土を少し掘り起こして見つけ次第捕殺します。
オルトラン水和剤などの薬剤で予防することもできます。

ナメクジは、日中は鉢底や落ち葉などに潜み、夜間に若い葉を食害します。
夜間に活動するため発見が困難ですので、ナメクジの通った後を追跡して捕殺します。

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