アスチルベの育て方

アスチルベの花

1.アスチルベの基本情報

アスチルベについて見ていきましょう!

アスチルベの基本情報
■科 目:ユキノシタ科
■分 類:耐寒性多年草
■学 名:Astilbe
■別名:アワモリショウマ、アケボノショウマ
■花言葉:恋の訪れ、自由
■開花期:夏(5~7月)

アスチルベの花苗や種が買えるお店

アスチルベを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

アスチルベ ‘ヴァイセ グロリア’の真っ白な花は、とても密に咲き、雲のようで美しいです。花上がりも良く、株が充実するほどに花も大きくなり、ボリュームのある姿になる白花品種の中で、特に見応えのある大型の優良種です。

2.アスチルベの特徴

特徴

アスチルベは、ふわふわとした花が特徴で、初夏に咲き始めます。
別名アワモリショウマ、アケボノショウマなどと呼ばれていて、綿菓子のような花をしており、日本の山でも自生していることがあります。
アスチルベは大きくても80㎝とさほど大きくはなりません。
多年草という位置づけで5月~7月まで咲くことができます。この時期は梅雨でもあるので花も株も弱ることが多いのですが、アスチルベの場合は逆に元気であり、どんどん花を咲かせることができます。
寒さにも強く日陰でも育てることができるのが特徴でもあります。

育て方のポイント

アスチルベの育て方のポイントは、乾燥には弱い傾向があるので、夏の時期は日陰に移し、株元を覆っておくようにします。

3.アスチルベの育て方

育て方

アスチルベは寒さに強いので、全国どこでも育てることができます。
小さいものであれば20㎝ほどですので、鉢植えにすることもできます。
徐々に大きくなっていくので、最終的には大き目の鉢が必要となります。

アスチルベを鉢植えする場合、赤玉土6、腐葉土4の割合で配合した土を使用します。
赤玉土は大きいものでなく、小粒のものを使った方が水はけが良く株が傷むことはありません。
一般的に市販されている草花用の培養土でも育てることができますが、この場合は鹿沼土と腐葉土を混ぜ込むと、より一層花を咲かせることができます。

アスチルベを庭植えする場合は、用土に腐葉土を施し、土に空気を混ぜるようにします。
腐葉土は土の環境も良くしますが、水はけも良くします。
肥料は年に2回、5月と11月頃に与えます。あまり多くあげてしまうと株が傷むので、少しずつ与えるのがポイントです。

アスチルベは、種からでも育てられますが、苗で育てると株が早く大きくなります。
基本的に水の管理だけで育つ植物ですので、乾燥しないように配慮します。
鉢植えの場合は、夏の間だけでも日陰に置いておいた方が安心できます。

4.アスチルベの手入れ

水やり

アスチルベの手入れですが、日常の管理は難しくありません。
花がら摘みを定期的に行い、春と秋に適量を追肥するのみです。
乾燥しないように、株元にバークチップを施し、マルチングしておくことを忘れないようにします。

水やり

アスチルベは寒さに強いですが、乾燥には弱いです。
そのため水やりも大切で1年を通して気をつけなくてはなりません。
特に鉢植えの場合は、水が切れると葉が枯れやすく、つぼみをつけていてもそのつぼみも咲くことなく枯れてしまうことがあります。
庭植えの場合も、特に春は注意して水やりをするようにします。

増やし方

アスチルベの増やし方としては、種または株分けがあります。株分けの場合、株が休眠時期に入る10月以降に3つぐらいのかたまりにほぐして植えていきます。
植えるときは、腐葉土を混ぜ込んだ土に行うようにします。

種の場合は種を収穫し、それを赤玉土の上にまいて発芽させます。花によっては種が収穫しにくいことがあるので、株で増やしていった方が良いでしょう。

植え替え

アスチルベの植え替えに関しては特にしなくても大丈夫です。もし、花立ちが悪くなるようであれば株分けをして植え替えます。
鉢植えの場合は、根詰まりを起こしやすいので、1~2年を目安に古い土を取り除き、大き目の鉢に植え替えるようにします。

5.アスチルベに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

アスチルベの主な病気には、白絹病と灰色かび病がありますが、発症は比較的少ないほうです。
水はけが悪いと発生して葉が枯れてしまうので、水はけには注意します。

主な害虫

アスチルベは、葉が生い茂って花も立派に咲くので、害虫がつきやすい傾向にあります。
主な害虫には、アブラムシ、ヨトウムシ、ナメクジ、ハダニがいます。
アブラムシは、葉の汁を吸い、枯れる原因となります。
アブラムシを見つけた場合は、捕殺するとともに、薬剤を使用して近寄らないようにする工夫も必要です。

ヨトウムシは、柔らかいつぼみを好みます。ヨトウムシは、昼間に見かけることは少ないです。株元を少し掘ってみると潜んでいることがあるので、見つけ次第取り除くようにします。
ナメクジは、鉢の下に潜んでいることが多いので、置き場所を工夫します。

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