イカリソウの育て方

イカリソウ

1.イカリソウの基本情報

イカリソウについて見ていきましょう!

イカリソウの基本情報
■科 目:メギ科
■分 類:耐寒性多年草
■学 名:Epimedium
■別 名:サンシクヨウソウ(三枝九葉草)
■花言葉:あなたをとらえる、君を離さない
■開花期:春(3~5月)

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2.イカリソウの特徴

特徴

イカリソウは、多年草の草花に分類され、開花期が3~5月となります。白やピンク、赤紫、黄といった色の花を咲かせる独自の美しさがあり、石垣や草原など幅広い場所に見ることが可能です。
葉は、3つに枝分かれして、それぞれに3枚ずつつけるという特徴を持ち、合計9枚になることから、別名でサンシクヨウソウ(三枝九葉草)とも呼ばれています。

イカリソウは日の当たらない日陰でも育てることができるので、育てる難易度も低く、初心者でも十分に育てやすい点が魅力的です。

育て方のポイント

イカリソウを鉢植えする場合は、午前中は日なたで、午後に日陰になるような場所に置くようにします。
庭植えする場合は、夏に半日陰になる落葉樹の下に植えるのが最適となります。

3.イカリソウの育て方

育て方

イカリソウは、耐寒性・耐暑性に優れており、日光に当たるよりも日陰で育てた方が好ましい特徴を持っています。

イカリソウは、庭植え、鉢植えとも、ほとんど同じ育て方をします。
庭植えの場合は、春と秋には日当たりがよく、夏は日ざしを遮る落葉樹の下が最適です。
また、土を10cmほど盛ってから植えると、水はけがよくなります。

鉢植えの場合は、小さな鉢だとイカリソウの根が伸び切らない状態になって花つきが悪くなるため、早めに大きい鉢に植え替えをします。

植え替えの時期は、春の花が咲いた後か、秋の暑さが収まってきた頃が適しています。
イカリソウは、赤玉土小粒7、腐葉土3の割合で配合した土のほか、市販の草花用培養土でもよく育ちます。また、元肥として緩効性化成肥料を適量施します。

鉢を置く場所は、午前中は日が当たっていても、午後に日陰になる場所でかまいません。
冬は基本的に休眠期ですので、寒風の避けられる場所に鉢を移動します。

4.イカリソウの手入れ

水やり

水やり

イカリソウの水やりは、鉢の表面の土が乾いたらたっぷりと行うようにします。
生育中は毎日、朝1回やれば良く、休眠の時期は特に与える必要はありません。
庭植えの場合は、自然の雨で足りますが、夏は水切れ状態になりやすいため乾燥に注意します。

追肥

イカリソウは肥料を与えすぎると生育が悪くなってしまうこともあり、元肥だけで十分です。
もし、生育中に与える場合は、緩効性の化成肥料を施します。

増やし方

イカリソウの増やし方には、株分けと種まきの二つの方法があります。
株分けは、植え替えと同時に行います。株分けは、根茎が自然に分岐しているところで分けます。根茎がかたまっている場合は、ナイフなどで切り分けます。
種まきは、5月に種を採取します。種は乾燥に弱くて保存ができないため、採種した種を使用します。

植え替え

イカリソウの植え替えですが、鉢植えの場合は、年に1回は植え替えをします。
根が鉢にまわっていたら、大きな鉢に植え替えます。植え替えの適期は、春か秋の暖かい時期に行います。

5.イカリソウに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

イカリソウは、病気になることはほとんどありません。

主な害虫

イカリソウの主な害虫には、アブラムシによる食害があります。
アブラムシは、葉や茎に寄生し、汁液を吸って生育を妨げ、病気を媒介することもあります。繁殖力が旺盛なので、数が多い場合は殺虫剤で駆除します。

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