1.アキレア(ノコギリソウ)の基本情報
アキレア(ノコギリソウ)について見ていきましょう!
■分 類:耐寒性多年草、ハーブ
■学 名:Achillea
■別 名:ノコギリソウ、ヤロウ、ハゴロモソウ、セイヨウノコギリソウ
■花言葉:戦い、勇敢、治癒
■開花期:初夏(5~7月)
アキレアの花苗や種が買えるお店
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1cmほどのかわいいポンポン花を多数咲かせます。従来種に比べ草丈がコンパクトにまとまり、長期美しい姿を保つ優良種で人気です。
暑さ寒さに強く、土質も選ばないとても丈夫な性質です。
2.アキレア(ノコギリソウ)の特徴
特徴
アキレアは、ノコギリソウ、ヤロウ、ハゴロモソウなどとも呼ばれる花の仲間で、北半球の温帯地域に多く分布しています。大きさは、小型のものから草丈が1m以上もある大型のものもあります。
アキレアは、ハーブガーデンには欠かせない花で、種類も多く、緑の葉や葉が毛に覆われているものなど様々な種類があるのが特徴です。
庭や花壇での栽培に適していて、止血作用や健康作用のあるハーブとして知られています。
コンパニオンプランツとしても利用されています。
育て方のポイント
アキレアは、種まきから育てることもできますが、種を発芽させるためには、温度管理が必要になります。
苗から育てたほうが簡単です。アキレアの苗を購入して植えつける場合は、3~4月または10月頃に植え付けます。日当たりの良い場所を好みますので、充分に日光に当てて育てるようにします。午前中いっぱい、日が当たる場所なら問題なく育ちます。
アキレアは、高温多湿を嫌うので、混み合っている箇所は刈り取り、葉を取り除いて風通しをよくします。
3.アキレア(ノコギリソウ)の育て方

庭植え
アキレアは日当たりの良い場所を選びます。水はけが悪い場所では、腐葉土を混ぜ込んで水はけの良い環境にします。基本的に、肥料はまったく必要がありません。逆に肥料を与えることで、生長しすぎて倒れやすくなり、病気も発生しやすくなります。
アキレアの苗を植え付ける場合は、株の間隔を30cmほどあけて植え付けます。植え付け間隔が狭すぎると、大きく育ったときに混み合って風通しが悪くなります。
鉢植え
アキレアは日当たりの良い場所で育てます。日当たりの良いベランダでは、真夏に気温が上がりすぎるので、風通しの良い場所に移動させます。
用土は、市販の草花用培養土を使うと簡単です。自分で作る場合は、赤玉土小粒7・腐葉土3に、緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作ります。植え付け時に、緩効性の化成肥料を与えます。
4.アキレア(ノコギリソウ)の手入れ

水やり
アキレアの庭植えでは、ほとんど必要ありません。鉢植えは、過湿に注意し、用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
追肥
アキレアの庭植えでは、ほとんど必要ありません。鉢植えでは、生育の様子を見ながら、春と秋に追肥をします。
花がら摘み
花が終わったら、花がらを摘むようにします。花が咲き終わると種を作るほうに栄養がまわってしまいます。花後は、株元から刈り取ります。
植え替え
アキレアは植え替えなしでもよく育ちますが、長期間育てていると株の生育が衰えてきますので、株の若返りのため3年に1回、植え替えを行います。
増やし方
アキレアは、株分け、さし芽、種まきの方法で増やすことができます。同じ花の個体を増やしたい場合は、株分けをします。株分けは3~4月、または9~10月に地上部を刈り取り、根を掘り上げて一株に4~5芽が付くように分けます。分けた株は、一株ずつ新しい土や他の場所に植え付けます。
5月~6月に、さし芽で増やすことが出来ます。
5.アキレア(ノコギリソウ)に発生する病気と害虫

主な病気
アキレアはうどんこ病、灰色かび病などの被害を受けます。高温多湿や長雨が続くと、茎葉が蒸れて傷みやすいので、水はけと風通しをよくして予防に努めます。
主な害虫
害虫は比較的少ないほうで、アブラムシなどの予防を行う程度です。
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