アジアンタムの育て方

アジアンタム

1.アジアンタムの基本情報

アジアンタムについて見ていきましょう!

アジアンタムの基本情報
■科 目:ホウライシダ科
■分 類:多年草
■学 名:Adiantum raddianum
■別 名:ホウライシダ、クジャクシダ
■花言葉:―
■開花期:―(観葉植物)

アジアンタムの鉢植えや苗が買えるお店

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アジアンタムは寒さには強いのですが、なるべく冬は室温が5度以上ある場所で育てましょう。乾燥に弱はいので、水を切らさないように注意して、室内が乾燥する場合はときどき霧吹きで葉に水を与えて育てましょう。

2.アジアンタムの特徴

特徴

観葉植物として有名なアジアンタムは、別名ホウライシダやクジャクシダと言います。
シダのような葉をしていて、小さく柔らかいので大変涼し気に見えるのが特徴でもあります。よく販売されている観葉植物で、耐陰性があるので、室内で栽培できます。

育て方のポイント

アジアンタムの育て方のポイントは、明るい日陰に置くことです。冷房や暖房機の風にあたったり、水が不足したりすると、葉は茶色く枯れたような状態になってしまいます。
特に乾燥に弱い植物です。乾燥させて葉がしおれてしまったときは根元まで切り戻して水を与えておくと、やがて新しい葉が出てきます。アジアンタムを室内に置く場合は、置き場所に気を付けます。

3.アジアンタムの育て方

アジアンタムは、育て方が比較的難しい観葉植物です。観葉植物であるので、庭植えには適していません。鉢植えで育てていきます。
鉢植えの場合、アジアンタムの葉が急に落ちてしまうことがあります。これはアジアンタムが環境の変化に敏感で、その環境に合わせようとしているからです。購入してきた時に起こりやすいのですが、しばらくするともとに戻ります。

アジアンタムは暖房や冷房の風に弱いため、こまめに葉水を霧吹きで行うようにします。鉢の周りの湿度を上げておくと乾燥を防ぎ、アジアンタムも生き生きとしてきます。春や秋に戸外に出していた時にも、冬になったら室内で育てるようにします。

用土は、水はけがよく腐植質の土を使用します。赤玉土小粒5、腐葉土3、軽石2という割合で配合してもよいですし、市販の培養土に川砂を2割程度混ぜ込んだものを使用しても良いです。

アジアンタムは生育が良いのですが、水やりや湿度がポイントとなる植物です。きれいな緑色を保つには湿度に気を付けて、外出時などには湿度の高い部屋に置くなどの配慮が必要になります。直射日光も苦手ですので、戸外にだす場合は日陰を選んで置くようにします。

4.アジアンタムの手入れ

水やり

アジアンタムの手入れに、下葉の切り落とし作業があります。アジアンタムの特徴として、下葉は寿命を迎えると黒く変色をしてきます。葉の色が変わってきたら、できるだけ早くに切り落とすようにしてください。

水やり

アジアンタムの水やりは、切らさないことが大切です。空気中の湿度が高いと生育が良いのですが、逆に乾燥してしまうと葉が傷みます。
夏の期間は株に直接水を与えるのではなく、鉢の縁から水を与えるようにしましょう。葉が群れてしまい、枯れることがあるためです。通常は鉢皿の中に水は残しませんが、アジアンタムの場合、春から秋にかけては水を残すようにします。

追肥

アジアンタムの追肥は、春から秋にかけて緩効性の化成肥料を2か月に1度の頻度で施します。緩効性の化成肥料がない場合は、液体肥料でも構いません。液体肥料の場合は、10日に1回施すようにします。

植え替え

アジアンタムの植え替えは、毎年5月から9月にかけて行います。大変生育するのですぐに根詰まりを起こして新芽が出にくくなりますので、一回り大きい鉢に植え替えるようにしましょう。

増やし方

アジアンタムの増やし方は、株分けです。株分けをする際には、根の部分を見るようにしてください。黒くなっている根は腐っているので取り除きます。3分の1の土を残し、後は新しい土の中に植えていきます。

5.アジアンタムに発生する病気と害虫

主な病気

アジアンタムは湿度を必要とする観葉植物のため、どうしても病気になりやすいのですが鉢を土の上に置かない、風通しの良いところに置くといったことを心がけると発病することも少なくなります。

アジアンタムに発生する主な病気に「立ち枯れ病」があります。
立ち枯れ病はカビが原因で、発病した部分に赤や黄色のカビが生じることがあります。4月~11月の湿度が特に高い時期に起こりやすく、立ち枯れ病が発症すると治ることはないので、その部分を取り除きます。
重症であれば、根の周りの土も一緒に取り除かなくてはなりません。そうしないと、ほかの部分にまで感染が広がってしまい、最終的にはすべて枯れてしまうこともあります。

主な害虫

アジアンタムに影響を及ぼす害虫に「ナメクジ」がいます。
1年中部屋の中で育てている場合は発生しませんが、多少でも外に出した場合、ナメクジの被害にあうことがあります。新芽が出てこない場合は食害されていることもあるので、ナメクジが通った後をたどって見つけるようにしましょう。ナメクジは夜行性であるので、日中は姿を見せません。夕方になると姿を現すので、見つけ次第捕殺するか逃がすようにします。

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