アンスリウムの育て方

アンスリウム

1.アンスリウムの基本情報

アンスリウムについて見ていきましょう!

アンスリウムの基本情報
■科 目:サトイモ科
■分 類:非耐寒性多年草
■学 名:Anthurium
■別 名:オオベニウチワ(大紅団扇)、アンスリューム
■花言葉:情熱、熱心
■開花期:夏(5~10月)

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2.アンスリウムの特徴

特徴

アンスリウムは、原産国が熱帯アメリカ~西インド諸島の温かい場所で、観葉植物としての位置づけになっています。
別名でオオベニウチワやアンスリュームとも言います。

花のように見える部分は、仏炎苞(ぶつえんほう:サトイモ科の植物に見られる大型の苞のこと)で、実際の花は円柱状のような部分にあります。

アンスリウムは、生け花やフラワーアレンジメントとしても多く使用されています。
葉も光沢があり、豪華なイメージがあるので、ハワイではバレンタインデーに贈られることが多いです。

育て方のポイント

アンスリウムの育て方のポイントは、関東地方よりも西側の地域の方が育てやすく、室内の半日陰が適しています。
日光に強いのですが、あまり強いと葉が枯れ、逆に暗すぎると花が咲かなくなります。

3.アンスリウムの育て方

育て方

アンスリウムは、庭植えには適していません。庭植えにしてしまうと、根腐れを起こしてしまいやすいからです。
もし、庭植えにする場合は、鉢ごと直射日光の当たらない場所に植えます。
秋が深くなる頃に掘り上げなくてはならないので、鉢植えでの管理の方がおすすめです。

鉢植えの場合は、鹿沼土、パーライト、ピートモスを同じ分量で配合し、水はけを良くします。
アンスリウムの肥料は、成長期の春~秋にかけて緩効性のものを置くだけで大丈夫です。

アンスリウムの育て方は比較的簡単ですが、冬は暖かい室内の窓辺に置き、乾かし気味に管理します。
土の配合をしっかりと行い、空気の通りや水はけを良くすると枯れることはありません。アンスリウムは、親株のまわりに小さい株が多くつくので、増やすのも簡単です。

4.アンスリウムの手入れ

水やり

水やり

アンスリウムの水やりは、さほど行う必要はありません。水を多く与えると根腐れの原因になりますので、乾燥気味に管理します。葉の部分に葉水をすることを心がけるようにします。

追肥

アンスリウムの追肥は、春~秋にかけて緩効性の置き肥を施します。あまり多めにやってしまうと根が枯れてしまうこともあるので注意します。

花茎切り

アンスリウムは、枯れてくるときれいな色がくすんできます。
花茎を根元から取り除いてやると、きれいな状態を保つことができます。

増やし方

アンスリウムの増やし方は株わけが基本です。
アンスリウムは、2~3年に1度は植え替えを必要とするので、その際に親株近くにある子株を分けて植え付けます。

挿し木にする場合は、茎の先端を10cmほどに切り、葉を3枚ほど残してバーミキュライトに挿すだけです。

植え替え

アンスリウムは、2~3年に1回、株分けを兼ねて植え替えをします。親株のまわりについた子株を分けて、新しい用土に植え替えます。植え替えは5~8月にかけて行います。

5.アンスリウムに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

アンスリウムは強い植物であるので、病気は特にありません。

主な害虫

アンスリウムの主な害虫には、カイガラムシ、ハダニ、アブラムシがいます。
カイガラムシが発生する原因は、風通しの悪さにあります。葉を整理し、風通しをよくします。

ハダニは、水やりの際に葉の裏にも水がかかるようにすると発生しにくくなります。

アブラムシは、柔らかい新芽やつぼみの部分につきやすいです。
いつの間にか繁殖していることがあり、すぐに取り除かないときれいな葉を維持することができなくなり、枯れる原因にもなります。
新芽についた場合は取り除くのが難しいので、アブラムシ専用の薬剤を使用するか、ガムテープなどを葉にそっと押し付けて取り除きます。

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