ポーチュラカの育て方

ポーチュラカ

1.ポーチュラカの基本情報

ポーチュラカについて見ていきましょう!

ポーチュラカの基本情報
■科 目:スベリヒユ科
■分 類:半耐寒性多年草
■学 名:Portulaca oleracea
■別 名:ハナスベリヒユ
■花言葉:いつも元気、無邪気
■開花期:夏(5~11月)

ポーチュラカの鉢植えや苗が買えるお店

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2.ポーチュラカの特徴

特徴

ポーチュラカは、スベリヒユ科ポーチュラカ属の総称で、ハナスベリヒユとも呼ばれています。本来は多年草ですが、耐寒性に欠けるため,園芸的には一年草として扱われることもあります。同じポーチュラカ属の仲間には、マツバボタンなどがあります。

草丈は10~20cmと低めで、地面をはうように広がって茎を伸ばし、マツバボタンに似た5弁花の花を咲かせます。
花色は豊富で、白、ピンク、オレンジ、黄、紫、赤、複色などがあり、一重咲きと八重咲きなどがあります。
花は、朝開いて午後にはしぼむ一日花で、雨や曇りの日は花が開きません。
ポーチュラカは、夏の暑い日差しや乾燥にも強く、初心者でも簡単に育てることができる植物です。

育て方のポイント

日当りと水はけのよい環境で育てます。

3.ポーチュラカの育て方

育て方

ポーチュラカは、日光を非常に好むので、日当りの良い場所で育てます。
寒さに弱いので、霜に当たるとすぐに枯れてしまうので、冬は日当たりの良い室内で管理します。

ポーチュラカの種は市販されていないので、ポット苗を購入して植え付けます。
ポット苗は、園芸店やホームセンター、ネット通販などで購入できます。
植え付けに適した時期は、5~8月です。

庭植え場合は、日当たりと水はけの良い場所を選びます。午前中は日陰にならない場所が適しています。
用土に腐葉土を混ぜ込み、完熟堆肥などを少量施します。追肥の必要はありません。
株間は15~20㎝程度あけて植え付けます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使用すると手軽です。
用土を自分で作る場合は、赤玉土小粒6、腐葉土3、川砂1などの割合で配合し、緩効性化成肥料を施します。

種から育てる場合は、ポーチュラカの種は市販されていないので、花後に種を採取します。

4.ポーチュラカの手入れ

水やり

水やり

庭植えの場合は、特に水やりの必要はありません。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
水をやりすぎると根腐れを起こすので、注意します。

追肥

庭植えの場合は、植え付け時に少量の完熟堆肥を混ぜ込んでおくと、追肥の必要はありません。
鉢植えの場合は、緩効性化成肥料を定期的に置き肥するか、液体肥料を月に1回程度施します。
やせた土壌を好むので、多肥にならないようにします。

花がら摘み

花は一日花なので、次々と新しい花が咲きます。枯れた花は、花首からこまめに摘み取ります。
茎が伸びすぎて草姿が悪くなったら、茎を半分程度に切り戻します。わき芽が伸びてきて、2週間程度で新しい花が咲きはじめます。

増やし方

挿し芽で増やすことができます。挿し芽は、6~9月が適期です。
茎を5~10cmほどの長さに切って、下葉を切り取り、茎の先をバーミキュライトに挿しておくと、約2週間で根が出ます。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりを起こしやすいので、一回り大きな鉢に新しい用土で植え替えます。

5.ポーチュラカに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気と害虫

病害虫の発生は、ほとんどありません。

枯れる原因

ポーチュラカは、夏の日差しや乾燥に強い植物ですので、滅多に枯れることはありません。枯れる原因としては、日陰で育てている場合や、水のやり過ぎで根腐れをさせてしまった場合が挙げられます。
また、冬の寒さには弱いので、霜に当たってしまうと枯れてしまいます。

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