1.アイスランドポピーの基本情報
アイスランドポピーについて見ていきましょう!
■分 類:耐寒性秋まき1年草
■学 名:Papaver nudicaule
■別 名:シベリアヒナゲシ
■花言葉:慰め、忍耐
■開花期:春(12~5月)
アイスランドポピーの鉢植えや苗が買えるお店
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花屋やネットで購入できます。
2.アイスランドポピーの特徴
特徴
アイスランドポピーは、別名シベリアヒナゲシと言います。
ポピーの花であるので、花びらが薄くそして鮮やかな色をしているのが特徴です。
宿根草ですが、1年を通して育つことが難しい植物です。
秋に種まきをした場合、春に花が咲き、夏には枯れてしまいます。
冬の寒さには強く、土自体が凍ってしまう場所でも越冬することができます。
育て方のポイント
アイスランドポピーは、根を傷つけてしまうと最悪の場合枯れてしまうことがあります。
苗を植え付ける場合は、根をほぐさないようにそっと行うことが大切です。
移植はできないので、植え場所をあらかじめ考えておきます。
日当たりが悪いとなかなか開花しないので、日当たりのよい場所で育てます。
3.アイスランドポピーの育て方
アイスランドポピーは、庭植え、鉢植えのどちらでも可能です。
日照時間が短かったり、水はけが悪かったりするとあまり育たず、花数も少なくなります。
酸性土を嫌うので、庭植えの場合はあらかじめ苦土石灰を混ぜて中和させておくことが大切です。
鉢植えの場合は、6号鉢(直径18㎝)に2株が目安となっています。
鉢植えは、草花用培養土でも大丈夫ですが、自分で作る場合は、赤玉土小粒6、腐葉土4の割合にします。
草花用の培養土を用いた場合、庭植えの場合も鉢植えの場合も追肥の必要はありません。
苗を購入した場合、直根性のため、根が傷つくと枯れてしまうこともあります。
植え付ける場合は、根を傷つけないように気を付けます。
アイスランドポピーは、移植が困難ですので、植え場所をよく考えておきます。
土が酸性にならないように注意をすれば、手間をかけなくても花を咲かせます。
4.アイスランドポピーの手入れ

水やり
鉢植えの場合、土が乾くまでは水やりの必要はありません。
鉢皿にたまった水は、根腐れや病気の要因ですので必ず捨てるようにします。
庭植えの場合は、極度に乾燥しない限り、水やりはひつようありません。
追肥
草花用培養土を使用した場合は、追肥の必要はありません。
花がら摘み
アイスランドポピーの日頃の手入れに、花がら摘みがあります。
花をそのままにしておくと種ができてしまい、栄養を取られてしまい、株が弱ってしまいます。
長く花を楽しむ場合は、花が咲き終わったら付け根の部分で切るようにします。
花が終わると茶色の種子ができますが、種子を使って増やす場合は、日陰で十分に乾燥させてから保管します。
増やし方
増やす場合は、9月になったら種をまきます。
発芽温度は15℃と低いので、気温が高いと発芽しません。種は好光性種子ですので、土をかぶせる必要はありません。
種は細かいので、水やりの際に勢いよくかけると種が流れてしまうことがありますので気をつけます。
植え替え
アイスランドポピーは移植を嫌うので、植え替えはしません。
5.アイスランドポピーに発生する病気と害虫
主な病気
アイスランドポピーは、涼しい時期に育つ花ですので、大きな病気はありません。
主な害虫
発生する害虫には、アブラムシがいます。
アブラムシは繁殖力が高く、オスがいなくてもメスだけで卵を産みつけるため、油断をしているとあっという間に増えて、若い芽やつぼみの汁を吸いつくしてしまいます。
アブラムシは、ウイルスを媒介することで有名な虫であり、アブラムシが出す排泄物の上に「すす病」が発生することも多いです。
アブラムシが大量に発生した場合は、薬剤で駆除します。
まれにハダニが寄生することがあります。
ハダニは、葉の裏側に棲みついて、葉の汁を吸って生きていますが、水に弱い性質があるため、葉水を行うと大部分は駆除することができます。
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