1.ハボタンの基本情報
ハボタンについて見ていきましょう!
■分 類:夏まき一年草
■学 名:Brassica oleracea
■別 名:ボタンナ
■花言葉:祝福、愛を包む
■鑑賞期:冬(11~3月)
ハボタンの鉢植えや苗が買えるお店
ハボタンを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
2.ハボタンの特徴
特徴
ハボタンは、ヨーロッパ原産のアブラナ科の多年草ですが、園芸上は一年草として扱われています。
ハボタンは、キャベツを観賞用に改良したもので、園芸品種には、東京丸葉系、名古屋ちりめん系、大阪丸葉系、サンゴ系、クジャク系などがあり、葉の形や色が異なります。
一般的には、11月~3月にかけて葉の美しさやバリエーションを楽しみますが、4月~5月に菜の花に似た黄色の花を咲かせます。
草丈は20~80cmで、葉色は、赤、ピンク、黄、白、紫、緑、複色などがあります。
育て方は簡単で、花の少ない冬の時期に花壇や庭先などを華やかに彩ることができます。
育て方のポイント
日当たりと、風通しのよい場所で育てます。
3.ハボタンの育て方
![育て方](http://sorarun.com/wp-content/uploads/2019/11/育て方.jpg)
ハボタンは、日当たりと風通しのよい場所が適しています。
ハボタンを初めて育てる場合は、種まきか、市販の苗を購入します。
種まきの適期は7月中旬~8月上旬で、苗の植え付け適期は10月~11月です。
種まきは、手間が少しかかるため、苗を購入して植え付ける方がおすすめです。
苗は、10~11月頃に園芸店やホームセンター、通販などで入手することができます。
庭植えの場合は、日当たりと風通しが良く、水はけの良い場所を選びます。
掘り起こした庭土に苦土石灰をまいて、腐葉土や川砂をすき込んで、緩効性化成肥料を施します。
複数の株を植える場合は、株間を20~40cmほど空けるようにします。
植え付け後は、たっぷりと水やりをします。
鉢植えの場合は、6号鉢(直径18㎝)に3株が目安です。
用土は、市販の草花用培養土を利用すると手軽です。
用土を自分で作る場合は、赤玉土小粒6、腐葉土3、ピートモス1などの割合で配合し、緩効性化成肥料を混ぜ込みます。
鉢に鉢底ネットを入れ、鉢底石を敷いてから用土に植え付けます。
植え付け後は、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりし、風通しのよい日なたで管理します。
種から育てる場合は、7月中旬~8月上旬に種まきをします。
育苗箱やピートバンに、種が重ならないように、すじまき又はばらまきにします。
土は3㎜ほど被せて、水をたっぷりと与えます。
発芽までは風通しのよい日陰で管理し、水切れに注意します。
3~4日で発芽しますので、本葉が2~3枚になったら3号ポット(直径9㎝)に移植します。
本葉が7~8枚になったら、鉢や庭に植え付けます。
4.ハボタンの手入れ
![水やり](http://sorarun.com/wp-content/uploads/2019/10/水やり.jpg)
水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
庭植えの場合は、根付いた後は降雨のみで大丈夫ですので、水やりは必要ありません。
追肥
植え付け時に、元肥として緩効性肥料を施しますので、その後の追肥は必要ありません。
葉が色づき始める10月以降に肥料を与えると、葉がきれいに発色しなくなりますので、気を付けます。
増やし方
種まきで増やすことができます。
植え替え
ハボタンは一年草扱いですので、植え替えの必要はありません。
種まきから育てる場合は、苗を大きく育てるため、発芽後に育苗ポットや鉢に移植する必要があります。
5.ハボタンに発生する病気と害虫
![病気と害虫](http://sorarun.com/wp-content/uploads/2019/11/病気と害虫.jpg)
主な病気
主な病気に、立枯れ病があります。
立枯れ病は、幼苗期に発生しやすい病気で、土の中で病原菌が繁殖して、根や地際の茎から感染します。
根が被害を受けるため、生育不良となって最後は枯れてしまいます。
水のやりすぎや窒素肥料の過多に気を付けて、風通しを良くして発生を予防します。
種まき時には、市販の新しい用土を使用することも大事です。
主な害虫
主な害虫として、アブラムシやアオムシが発生することがあります。
アブラムシは、新芽や葉裏などに集団で寄生し、植物の栄養を吸汁して株の生育を阻害します。
ウイルス病を媒介し、すす病を誘発することもあるので、早めに殺虫剤で駆除します。
アブラムシは薬剤に弱いので、オルトラン粒剤などを株元にまいて防除します。
発生した場合は、ガムテープなどで貼りつけて取り除きます。
大量に発生した場合は、殺虫剤で早めに駆除します。
アオムシは、モンシロチョウの幼虫で、アブラナ科の野菜や植物を食害します。
葉の裏表をよく観察して、幼虫を見つけたら箸で取り除いて捕殺します。
枯れる原因
種まきから育てる場合は、立ち枯れ病が出やすいので、必ず清潔な用土を使用します。
耐寒性は強くないため、北風や霜に当たると株が弱ってしまい、葉が枯れてしまうこともありますので注意します。
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