マツバボタンの育て方

マツバボタン

1.マツバボタンの基本情報

マツバボタンについて見ていきましょう!

マツバボタンの基本情報
■科 目:スベリヒユ科
■分 類:春まき一年草
■学 名:Portulaca grandiflora
■別 名:ツメキリソウ、ヒデリソウ
■花言葉:無邪気、可憐
■開花期:夏(6~9月)

マツバボタンの鉢植えや苗が買えるお店

マツバボタンを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

2.マツバボタンの特徴

特徴

マツバボタンは、南アメリカを原産とするスベリヒユ科の春まき一年草で、きびしい夏の暑さや乾燥にも負けずに、やせ地でも可憐な花を咲かせてくれます。
多肉質の葉が松に、花がボタンに似ていることからマツバボタン(松葉牡丹)の名が付いたとされています。

強い日差しと高温を好み、茎が地面を這うように広がり、枝分かれしながら花を咲かせます。
花は一日花で、太陽があたる時間帯だけ開花し、夕方には萎んでしまうのが特徴です。
花色は豊富で、赤、オレンジ、ピンク、黄、白、複色があり、一重咲きや八重咲きの品種があります。
暑さと乾燥に強いことから、夏のガーデニングによく利用される植物で、初心者の場合でも簡単に育てることができます。

育て方のポイント

日当たりと、水はけの良い場所で育てます。

3.マツバボタンの育て方

育て方

マツバボタンは、高温で乾燥した気候を好むので、日当たりと水はけのよい場所で育てます。日照時間が足りないと花が咲かず、多湿状態が続くと根腐れしやすくなります。
一年草のため晩秋には枯れてしまいますが、園芸品種の「ジュエル」は耐寒性が少しあるので、霜や凍結に注意すれば暖地での冬越しも可能です。

マツバボタンは、市販の苗を購入することもできますが、種をまいて育てることも簡単です。

庭植え場合は、日当たりと水はけの良い場所を選びます。
水はけが悪いときは、腐葉土を土に混ぜ込んで水はけをよくします。
株間は、15~20㎝程度あけて植え付けます。

鉢植えの場合は、鉢底石を少し多めに入れます。
市販の草花用培養土を使用すると手軽で、軽石や鹿沼土を2~3割ほど混ぜると、水はけがよくなります。
用土を自分で作る場合は、赤玉土小粒6、腐葉土4などの割合で配合します。
市販の苗を購入した場合は、一回り大きな鉢に植え替えます。

種から育てる場合は、発芽適温が20~25℃と高いため、4~5月が種まきの適期です。
育苗箱などに種をばらまきにし、土は被せないようにします。
1週間前後で発芽しますので、間引きをして本葉3~4枚の頃に育苗ポットに移植し、本葉が6~8枚になったら鉢や花壇に植え付けます。
花壇や鉢などに、直まきにすることもできます。

4.マツバボタンの手入れ

水やり

水やり

庭植えの場合は、降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土が乾いてからたっぷりと水を与えます。
水をやりすぎると、根腐れの原因となるので注意します。

追肥

庭植えの場合は、追肥の必要はほとんどありません。
鉢植えの場合は、生育期に緩効性化成肥料を月に1回程度、置き肥するか、液体肥料を月1~2回施します。

花がら摘み

タネを採る必要がなければ、しぼんだ花はこまめに摘み取ります。
放置しておくと、タネを作る方に栄養がとられてしまいます。

増やし方

種まきと、挿し芽で増やすことができます。挿し芽の適期は、6月~8月です。
茎を10cmほどの長さに切り取り、下の葉を取り除き、水揚げをしてから赤玉土などに挿します。2~3週間ほどで根が十分に生えたら、鉢や庭に植え付けます。

植え替え

一年草のため、植え替えの必要はありません。

5.マツバボタンに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気と害虫

マツバボタンは、病気や害虫の心配はほとんどありません。

枯れる原因

水を与えすぎると根腐れを起こしますので、水やりに注意します。

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