1.ニチニチソウの基本情報
ニチニチソウについて見ていきましょう!
■分 類:春まき一年草
■学 名:Catharanthus roseus
■別 名:ビンカ
■花言葉:楽しい思い出、友情
■開花期:夏(6~10月)
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2.ニチニチソウの特徴
特徴
ニチニチソウは、マダガスカル島が原産で、キョウチクトウ科の多年草の植物です。
日本では霜の降りる前に枯れてしまうことが多いので、一年草として扱われています。
毎日新しい花を咲かせることから、ニチニチソウの名前が付いたとされています。
一つの花は3~4日もち、分岐した枝の先に花を咲かせます。
花色は、白、ピンク、赤、紫、複色などで、花期になると花径2~5㎝程度の花を次々と咲かせます。
夏の暑さにも強く、丈夫で育てやすいことから、夏の花壇の定番として人気があります。
あまり手が掛からないので、初心者の方にもおすすめの草花です。
育て方のポイント
日当たりと水はけを良くして、風通しの良い環境で育てます。
3.ニチニチソウの育て方
ニチニチソウは、日光を好み、高温乾燥に強い植物ですが、土の過湿を嫌います。
鉢植えの場合は、梅雨の時期は雨の当たらない軒下などに移動させます。
また、連作障害を起こしやすい植物ですので、同じ場所に植え付ける場合は、期間を3年ほどあけるようにします。
ニチニチソウは、種まきからでも苗からでも育てることができます。
市販の苗は、4月頃から園芸店やホームセンターなどで出回ります。
ポット苗を植える際は、根鉢を崩さないで、花壇や鉢に植え付けます。
庭植え場合は、日当たりと水はけが良く、風通しの良い場所を選びます。
用土に腐葉土を混ぜ込み、緩効性化成肥料を施します。
株間は、20~30cmぐらいあけます。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使用すると手軽です。
用土を自分で作る場合は、赤玉土小粒6、腐葉土4などの割合で配合し、緩効性化成肥料を施します。
鉢は、日当たりと風通しのよい場所に置き、真夏の時期は、西日が当たらない場所に移動させます。
種から育てる場合は、4月下旬~6月に種まきをします。
移植を嫌い、発芽適温は20~25℃と高めですので、気温が十分に上がってから直まきにします。
育苗ポットにまく場合は、1つの育苗ポットに、深さ1cm程度にして種を2~3粒ずつまいて、土を被せます。
種をまいた後は、たっぷりと水を与え、10日ほどで発芽したら間引きを行います。
本葉4~6枚の頃になったら、根鉢を崩さずに花壇や鉢に植え付けます。
本葉が6~8枚くらいになったら先端部を摘芯し、わき芽を成長させるようにします。
4.ニチニチソウの手入れ
水やり
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いてからたっぷりと水やりをします。
梅雨の時期は、過湿にならないように注意します。
庭植えの場合は、降雨のみで大丈夫です。
追肥
庭植えの場合は、開花時期に緩効性化成肥料を1か月に1回、置き肥します。
鉢植えの場合は、液体肥料を週に1回程度施すか、緩効性化成肥料を1か月に1回程度、置き肥します。
花がら摘み
花が咲き終わると自然に落下しますので、花がら摘みは必要ありません。
落ちた花がらはこまめに取り除いて、病気の発生を予防します。
茎が伸びすぎて草姿が乱れてきたら、切り戻しをします。
定期的に切り戻しをすると、切った部分からわき芽が出てきます。
ただし、9月以降はあまり短くしないようにします。
増やし方
種まきで、増やすことが出来ます。
植え替え
一年草の植物のため、植え替えの必要はありません。
5.ニチニチソウに発生する病気と害虫
主な病気
主な病気に、立枯れ病があります。
立枯れ病は、幼苗期に発生しやすい病気で、土の中で病原菌が繁殖して、根や地際の茎から感染します。
根が被害を受けるため、生育不良となって最後は枯れてしまいます。
水のやりすぎや窒素肥料の過多に気を付けて、風通しを良くして発生を予防します。
種まき時には、市販の新しい用土を使用することも大事です。
主な害虫
主な害虫として、アブラムシやハダニが発生することがあります。
アブラムシは、茎や葉に集団で寄生し、植物の栄養を吸汁して株の生育を阻害します。
ウイルス病を媒介し、すす病を誘発することもあるので、早めに殺虫剤で駆除します。
日当たりや風通しが悪いと発生しやすいので、花がらを取り除いて風通しをよくします。
アブラムシは薬剤に弱いので、オルトラン粒剤などを株元にまいて防除します。
大量に発生した場合は、殺虫剤で早めに駆除します。
ハダニは、高温乾燥時に発生する害虫で、葉の裏に寄生して汁液を吸います。
葉に針で突いたような小さな斑点があらわれ、次第に葉が白いカスリ状になり、発育不良になってしまうため注意が必要です。
水やりのときに、葉の裏に霧吹きで水を吹きかけると、ある程度の防除ができます。
被害が大きい場合は、早めに殺虫剤で駆除します。
枯れる原因
立枯れ病のほか、根腐れや連作に気を付けます。
過湿にならないように注意し、風通しを良くして株が蒸れないようにします。
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