1.ニチニチソウの基本情報
ニチニチソウについて見ていきましょう!
■分 類:春まき一年草
■学 名:Catharanthus roseus
■別 名:ビンカ
■花言葉:楽しい思い出、友情
■開花期:夏(6~10月)
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2.ニチニチソウの特徴
特徴
ニチニチソウは、マダガスカル島が原産で、キョウチクトウ科の多年草の植物です。
日本では霜の降りる前に枯れてしまうことが多いので、一年草として扱われています。
毎日新しい花を咲かせることから、ニチニチソウの名前が付いたとされています。
一つの花は3~4日もち、分岐した枝の先に花を咲かせます。
花色は、白、ピンク、赤、紫、複色などで、花期になると花径2~5㎝程度の花を次々と咲かせます。
夏の暑さにも強く、丈夫で育てやすいことから、夏の花壇の定番として人気があります。
あまり手が掛からないので、初心者の方にもおすすめの草花です。
育て方のポイント
日当たりと水はけを良くして、風通しの良い環境で育てます。
3.ニチニチソウの育て方
![育て方](http://sorarun.com/wp-content/uploads/2019/11/育て方.jpg)
ニチニチソウは、日光を好み、高温乾燥に強い植物ですが、土の過湿を嫌います。
鉢植えの場合は、梅雨の時期は雨の当たらない軒下などに移動させます。
また、連作障害を起こしやすい植物ですので、同じ場所に植え付ける場合は、期間を3年ほどあけるようにします。
ニチニチソウは、種まきからでも苗からでも育てることができます。
市販の苗は、4月頃から園芸店やホームセンターなどで出回ります。
ポット苗を植える際は、根鉢を崩さないで、花壇や鉢に植え付けます。
庭植え場合は、日当たりと水はけが良く、風通しの良い場所を選びます。
用土に腐葉土を混ぜ込み、緩効性化成肥料を施します。
株間は、20~30cmぐらいあけます。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使用すると手軽です。
用土を自分で作る場合は、赤玉土小粒6、腐葉土4などの割合で配合し、緩効性化成肥料を施します。
鉢は、日当たりと風通しのよい場所に置き、真夏の時期は、西日が当たらない場所に移動させます。
種から育てる場合は、4月下旬~6月に種まきをします。
移植を嫌い、発芽適温は20~25℃と高めですので、気温が十分に上がってから直まきにします。
育苗ポットにまく場合は、1つの育苗ポットに、深さ1cm程度にして種を2~3粒ずつまいて、土を被せます。
種をまいた後は、たっぷりと水を与え、10日ほどで発芽したら間引きを行います。
本葉4~6枚の頃になったら、根鉢を崩さずに花壇や鉢に植え付けます。
本葉が6~8枚くらいになったら先端部を摘芯し、わき芽を成長させるようにします。
4.ニチニチソウの手入れ
![水やり](http://sorarun.com/wp-content/uploads/2019/10/水やり.jpg)
水やり
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いてからたっぷりと水やりをします。
梅雨の時期は、過湿にならないように注意します。
庭植えの場合は、降雨のみで大丈夫です。
追肥
庭植えの場合は、開花時期に緩効性化成肥料を1か月に1回、置き肥します。
鉢植えの場合は、液体肥料を週に1回程度施すか、緩効性化成肥料を1か月に1回程度、置き肥します。
花がら摘み
花が咲き終わると自然に落下しますので、花がら摘みは必要ありません。
落ちた花がらはこまめに取り除いて、病気の発生を予防します。
茎が伸びすぎて草姿が乱れてきたら、切り戻しをします。
定期的に切り戻しをすると、切った部分からわき芽が出てきます。
ただし、9月以降はあまり短くしないようにします。
増やし方
種まきで、増やすことが出来ます。
植え替え
一年草の植物のため、植え替えの必要はありません。
5.ニチニチソウに発生する病気と害虫
![病気と害虫](http://sorarun.com/wp-content/uploads/2019/11/病気と害虫.jpg)
主な病気
主な病気に、立枯れ病があります。
立枯れ病は、幼苗期に発生しやすい病気で、土の中で病原菌が繁殖して、根や地際の茎から感染します。
根が被害を受けるため、生育不良となって最後は枯れてしまいます。
水のやりすぎや窒素肥料の過多に気を付けて、風通しを良くして発生を予防します。
種まき時には、市販の新しい用土を使用することも大事です。
主な害虫
主な害虫として、アブラムシやハダニが発生することがあります。
アブラムシは、茎や葉に集団で寄生し、植物の栄養を吸汁して株の生育を阻害します。
ウイルス病を媒介し、すす病を誘発することもあるので、早めに殺虫剤で駆除します。
日当たりや風通しが悪いと発生しやすいので、花がらを取り除いて風通しをよくします。
アブラムシは薬剤に弱いので、オルトラン粒剤などを株元にまいて防除します。
大量に発生した場合は、殺虫剤で早めに駆除します。
ハダニは、高温乾燥時に発生する害虫で、葉の裏に寄生して汁液を吸います。
葉に針で突いたような小さな斑点があらわれ、次第に葉が白いカスリ状になり、発育不良になってしまうため注意が必要です。
水やりのときに、葉の裏に霧吹きで水を吹きかけると、ある程度の防除ができます。
被害が大きい場合は、早めに殺虫剤で駆除します。
枯れる原因
立枯れ病のほか、根腐れや連作に気を付けます。
過湿にならないように注意し、風通しを良くして株が蒸れないようにします。
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