キンセンカの育て方

キンセンカ

1.キンセンカの基本情報

キンセンカについて見ていきましょう!

キンセンカの基本情報
■科 目:キク科
■分 類:秋まき一年草
■学 名:Calendula
■別 名:カレンデュラ、ポットマリーゴールド、カレンジュラ
■花言葉:慈愛、初恋、別れの悲しみ
■開花期:春(12~5月)

キンセンカの鉢植えや苗が買えるお店

キンセンカを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

2.キンセンカの特徴

特徴

キンセンカは、南ヨーロッパを原産地とするキク科の植物です。
別名でカレンデュラやポットマリーゴールドとも呼ばれています。
花壇や鉢花のほか、切り花としても利用され、ハーブとしても人気があります。

草丈は20~60㎝で、花色は黄色やオレンジなどがあり、一重咲きのほかに八重咲きの品種もあります。
市販の種や苗は、学名の「カレンデュラ」や、ハーブの「ポットマリーゴールド」の名前で販売されていることもあります。
「冬知らず」「カレン」などの品種も、キンセンカの仲間です。

キンセンカは、耐寒性があるので丈夫で育てやすく、開花期間も長いので、初心者にもおすすめの花です。

育て方のポイント

日当たりと水はけがよく、風通しのよい場所で育てます。

3.キンセンカの育て方

育て方

キンセンカは、日当たりと水はけの良い場所が適しています。
耐寒性はありますが、霜の心配がある場合は、寒冷紗などで防寒対策を施します。

キンセンカは種まきから育てることもできますが、市販の苗を購入して植え付けると簡単です。
苗は、11月頃から流通が始まります。

苗の植え付けは、気温が穏やかになった11月~12月が適期です。
庭植えの場合は、植え付けの2週間前に庭土に苦土石灰を混ぜ込んで耕しておきます。
植え付け1週間前に、腐葉土や堆肥を混ぜ込み、緩効性化成肥料を施します。
株間は20~30㎝あけるようにします。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使用すると手軽です。
用土を自分で作る場合は、赤玉土小粒7、腐葉土3などの割合で配合し、緩効性化成肥料を施します。
植え付けが終わったらたっぷりと水やりを行い、日の当たる場所で管理します。

種から育てる場合は、9月~10月に種をまきます。
花壇や鉢に直まきもできますが、一般的には育苗箱などに種をまいて苗を育てます。
種は重ならないようにばらまきにして、土を薄く被せます。
7~10日で発芽し、芽が込み合ってきたら間引きを行います。
本葉が2~3枚になったら育苗ポットに移植し、本葉が5~6枚になったら、花壇や鉢に植え付けます。

4.キンセンカの手入れ

水やり

水やり

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
庭植えの場合は、降雨のみで足りますので、水やりの必要はありません。

追肥

庭植えの場合は、元肥に緩効性化成肥料を施しておくと、追肥の必要はありません。
鉢植えの場合は、追肥として10月~4月の生育期間中に液体肥料を月に2~3回施します。

花がら摘み

種を採取しない場合は、花が終わったらこまめに花がらを摘み取ります。

増やし方

種を採取して増やすことができます。

植え替え

一年草のキンセンカは、植え替えの必要はありません。

5.キンセンカに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

主な病気に、うどんこ病が発生することがあります。
高温多湿の環境で発生しやすい病気で、葉や茎がうどん粉をまぶしたように白くなり、放置していると光合成ができなくなって枯れてしまいます。
窒素肥料の与え過ぎに注意して、風通しを良くして予防します。
カビが原因の病気ですので、日光が良く当たるようにし、風通しを良くして予防します。

主な害虫

主な害虫に、アブラムシが発生することがあります。
アブラムシは、茎や葉に集団で寄生し、植物の栄養を吸汁して株の生育を阻害します。
ウイルス病を媒介し、すす病を誘発することもあるので、早めに殺虫剤で駆除します。
日当たりや風通しが悪いと発生しやすいので、風通しをよくし、オルトラン粒剤などを株元にまいて防除します。
発生した場合は、ガムテープなどで貼りつけて取り除きます。大量に発生した場合は、殺虫剤で早めに駆除します。

枯れる原因

キンセンカは、多湿に弱い植物のため、根腐れ病やうどんこ病が発生すると茎や葉が枯れてしまいます。
日当たりと風通しのよい場所を好む植物ですので、多湿にならないように気を付けます。
また、霜にあたると枯れることもありますので、霜よけを施すことも大切です。

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