1.ヒアシンスの基本情報
ヒアシンスについて見ていきましょう!
■分 類:耐寒性秋植え球根
■学 名:Hyacinthus orientalis
■別 名:ヒヤシンス、ダッチ・ヒアシンス
■花言葉:勝負、遊戯
■開花期:早春(3~4月)
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2.ヒアシンスの特徴
特徴
ヒアシンスは、地中海沿岸地域などが原産で、キジカクシ科の耐寒性秋植え球根草です。
花と葉のバランスが非常に美しく、ボリューム感があり、強い香りがあることも特徴の一つです。
耐寒性が高いことから比較的育てやすく、香りのある花を育てたいという方に向いています。
花色は白、ピンク、黄色、紫、青、赤などがあり、八重咲の品種もあります。
草丈は20cmほどであまり高くないので、花壇や鉢植えのほか、水栽培も楽しむことができます。
育て方のポイント
冬の低温に当たらないと花芽がつきませんので、鉢植えの場合も戸外の日当たりのよいところで育てます。
3.ヒアシンスの育て方

ヒアシンスは、庭植え、鉢植えのどちらでも楽しめます。
球根を購入して植え付けるほか、ポット苗も出回るので苗から育てることもできます。
植え付け時期は、10月が適期です。
庭植えの場合は、水はけの良い場所を選び、植え付ける前に苦土石灰をまいて酸性を中和しておきます。
用土は、庭土に腐葉土などを混ぜてよく耕し、緩効性化成肥料を入れておきます。
球根の間隔は15㎝、深さは球根の2~3倍程度にします。
土を被せたら、たっぷりと水やりをします。
鉢植えの場合は、5号鉢(口径15cm)に球根1個を目安にします。
一般の草花用培養土が利用できます。
用土を自分で作る場合は、赤玉土小粒7、腐葉土3の割合で配合し、苦土石灰と緩効性化成肥料を混ぜ込みます。
深さは、球根の頭が少し見える程度にします。
植え付け後は、たっぷりと水やりをします。
4.ヒアシンスの手入れ

水やり
鉢植えの場合、10月から5月までの生育期は、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。
その後は、水やりの回数を減らしていきます。
庭植えの場合は、ほとんど必要ありません。
追肥
植え付けの際に、緩効性化成肥料と苦土石灰を用土に混ぜておきます。
つぼみが見え始める3月頃に、緩効性化成肥料を追肥します。
花がら摘み
花が終わったら、花茎を残して花がらを取り除きます。
増やし方
分球で増やすことができます。
球根は自然分球しないので、球根に切り込みを入れます。
植え替え
鉢植えは、2~3年に1回、新しい土に植え替えます。
5.ヒアシンスに発生する病気と害虫

主な病気
主な病気には、軟腐病があります。
軟腐病は細菌による病気で、球根の傷や過湿が原因で発生しやすくなります。
軟腐病にかかった株は、拡大する前にすぐに引き抜いて処分します。
水はけと風通しをよくして予防します。
主な害虫
害虫はほとんど見られませんが、まれにアブラムシが付くことがあります。
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