ガザニアの育て方

ガザニア

1.ガザニアの基本情報

ガザニアについて見ていきましょう!

ガザニアの基本情報
■科 目:キク科
■分 類:秋まき一年草、半耐寒性多年草
■学 名:Gazania
■別 名:クンショウギク
■花言葉:あなたを誇りに思う、きらびやか、潔白
■開花期:初夏(4~10月)

ガザニアの鉢植えや苗が買えるお店

ガザニアを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

2.ガザニアの特徴

特徴

ガザニアは、南アフリカ原産の半耐寒性多年草ですが、日本の厳しい冬の寒さに弱いため、一年草として扱われることもあります。
ガザニアは、花の中央に勲章のような模様が入ることから、別名でクンショウギクとも呼ばれています。
花は、晴れた日の日中に開き、夕方や曇りの日には閉じてしまうという性質がありますので、花壇や屋外で楽しむことが多い植物です。
花色は、赤、白、ピンク、黄、オレンジなどがあり、色のコントラストがはっきりしていて、花径7〜10cmの色鮮やかな花を咲かせてくれます。
ガザニアは霜に当てなければ丈夫で育てやすい草花で、花壇や鉢植えなどで長い期間楽しむことができます。
グラウンドカバーやロックガーデンなどにもよく利用されています。

育て方のポイント

日当たりと水はけが良く、風通しの良い環境で育てます。
鉢植えの場合は、夏場は明るい日陰や半日陰に鉢を移動します。
寒さに弱いので、冬は霜の当たらない場所で育てます。

3.ガザニアの育て方

育て方

ガザニアは、日の当たる場所で育てるようにします。
真夏は、強い日差しや高温環境をさけるため、涼しい半日陰などに鉢を移動し、庭植えの場合は日よけを施します。

耐寒性はそれほど強くないため、鉢を明るい室内に取り込むか、ベランダなどの場所に移動して、霜に当てないようにします。
庭植えの場合は、株を掘りあげて鉢植えにして室内に取り込むか、腐葉土や敷きワラなどで防寒対策を施します。

ガザニアの苗は、4月〜5月頃に園芸店やホームセンターなどで販売されます。
花色や葉色が異なる多くの品種がありますので、よく確認してから購入します。

庭植えの場合は、日当たりと水はけが良く、風通しのよい場所を選びます。
掘りあげた土に腐葉土を3割ほど混ぜ、元肥に緩効性化成肥料を施します。
株同士の間隔は、15~20cm空けるようにします。

鉢植えの場合は、一回り大きいサイズのものを選ぶようにします。
市販の培養土を使うときは、川砂やパーライトを混ぜて水はけをよくしておきます。
用土を自分で作る場合は、赤玉土小粒5、腐葉土3、川砂2などの割合で配合し、緩効性化成肥料を施します。

種まきを行う場合は、4月~5月か、9月~10月に種をまきます。
霜に当たる心配があるときは、春にまくのがおすすめです。
育苗ポットに種が重ならないように2~3粒ずつまいて、やや多めに土を被せます。
発芽したら間引きを行い、本葉が3~4枚になったら花壇や鉢に植え付けをします。

4.ガザニアの手入れ

水やり

水やり

鉢植えの場合は、土の表面が乾いてからたっぷりと水やりをします。
水の与え過ぎに注意し、冬は土の表面が乾いて2~3日してから水を与えるようにします。
庭植えの場合は、水やりの必要は特にありません。

追肥

元肥として、緩効性化成肥料を用土に混ぜ込んでおきます。
追肥は、花が咲き始めたら月に3回程度、液体肥料を与えます。
夏の暑さに弱っている時は成長していないため、肥料を与える必要はありません。

花がら摘み

枯れた花は、茎の付け根から切り取ります。
花が咲き終わると、種を作るほうに栄養がまわってしまうため、こまめに花がらを切り取ります。
また、混み合っている葉や茎も切り取って、風通しを良くします。

増やし方

株分け、挿し芽、種まきで増やすことができます。
株分けは、1株に3~4芽が付くようにして手で分けます。
挿し芽は、芽の先端部分から7〜8cmほどのところを切り取り、下の葉を切り落として用土に挿します。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりを起こすため、2~3年に1回、一回り大きな鉢に新しい用土で植え替えます。
植え替えの適期は、3月~5月か10月頃です。

5.ガザニアに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

主な病気に、うどんこ病が発生することがあります。
高温多湿の環境で発生しやすい病気で、葉や茎がうどん粉をまぶしたように白くなり、放置していると光合成ができなくなって枯れてしまいます。
カビが原因の病気ですので、日光が良く当たるようにし、風通しを良くして予防します。

主な害虫

主な害虫に、アブラムシが発生することがあります。
アブラムシは、茎や葉に集団で寄生し、植物の栄養を吸汁して株の生育を阻害します。
ウイルス病を媒介し、すす病を誘発することもあるので、早めに殺虫剤で駆除します。
日当たりや風通しが悪いと発生しやすいので、花がらを摘んで風通しをよくします。
アブラムシは薬剤に弱いので、オルトラン粒剤などを株元にまいて防除します。
大量に発生した場合は、殺虫剤で早めに駆除します。

枯れる原因

うどんこ病が発生すると、光合成ができなくなって枯れてしまいます。
株間を十分とって日光が良く当たるようにし、風通しを良くして予防します。

葉腐病が発生すると、株元から枯れることもあります。
水はけと風通しをよくして、過湿にならないように注意します。

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