1.スノーフレークの基本情報
スノーフレークについて見ていきましょう!
■分 類:耐寒性秋植え球根
■原 産:オーストリア、ハンガリー、ヨーロッパ南部
■学 名:Leucojum aestivum
■別 名:スズランスイセン、オオマツユキソウ
■花言葉:汚れなき心
■開花期:3~4月
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2.スノーフレークの特徴
スノーフレークは、オーストリア、ハンガリー、ヨーロッパ南部などに分布するヒガンバナ科の球根植物です。花がスズランに、葉がスイセンに似ていることから「スズランスイセン」とも呼ばれます。
30~40㎝伸ばした花茎の先端に、釣鐘状の花を咲かせます。花径は1.5㎝ほどで、6枚の花弁の先端には愛らしい緑色の斑が入ります。
秋に球根を植えつけると、2月頃から葉が出てきて、3~4月に花を咲かせます。花後の6月頃には地上部が枯れて、秋まで休眠に入ります。自然分球でよく増え、数年間は植えっぱなしでも美しい花を咲かせます。
- 水はけのよい土で、日なた~半日陰で育てる。
- 夏の休眠期は、鉢植えなら雨の当たらない涼しい日陰で管理する。
- 冬の寒さには強いので、防寒対策はとくに必要ない。
3.スノーフレークの育て方
球根からの育て方
用土 | 市販の草花用培養土か、 赤玉土(小)6:腐葉土3:軽石(小)1の配合土など |
鉢 | 5号鉢に5球が目安 |
深さ | 球根の先が土に隠れる程度の浅植え |
元肥 | 緩効性化成肥料 |
- 鉢底ネットを鉢穴の上に置いて、鉢底石を均等に敷きます。
- 用土を入れて、土の表面が鉢縁より1~2cmほど低くなるように高さを調整します。
- 5号鉢に5球を目安に球根を植えつけて、球根の先が土に隠れる程度の浅植えにします。
- 鉢底から水が出るまで、たっぷりと水を与えます。
土壌 | 水はけがよく有機質に富んだ土を好む |
株間 | 10cmほど |
深さ | 7~8cm |
元肥 | 緩効性化成肥料 |
- 酸性土壌を嫌う品種の場合は、あらかじめ土に苦土石灰を混ぜ込んで土壌を中和しておきます。
- 土に堆肥や腐葉土を混ぜてよく耕しておき、緩効性化成肥料を加えます。
- 球根の間隔は10cmほど空けて、深さ7~8cmで植えつけます。
- 土にたっぷりと水を与えます。
4.スノーフレークの手入れ
▼水やりのタイミングは?
土の表面が乾いたら、たっぷりと与えます。葉が枯れて休眠期に入ったら、水を与える必要はありません。
▼水やりの方法と注意点は?
鉢土に静かに注ぐようにします。鉢底から余分な水が流れ出るまで、たっぷりと与えましょう。そうすることで、土中に溜まった老廃物や古い空気が押し出され、新しい空気が流れ込んで根の呼吸を促します。また、鉢皿の水は溜めずにこまめに捨てましょう。
植え付けのときにたっぷりと水を与えておけば、基本的に水やりの心配はありません。花壇に植えた植物は地中に広く根を張り、水分吸収効率がよくなっているので、自然に雨が降れば十分です。
ただし、土が白っぽくなって完全に乾いているときや、雨だけでは補えないときなどは水やりが必要です。
元肥として、緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。
鉢植えの場合、花後に液肥を少量施して、球根の充実を図ります。
花が枯れてきたら、花首のところで切り取ります。
茎葉は、球根に栄養を貯えるために大切な部分なので、そのまま残しておきます。
数年は植えたままで大丈夫ですが、球根が混み合ってきたら掘り上げます。
球根は自然分球で増えています。風通しのよい日陰で乾燥させて保管し、秋に植えつけます。
5.スノーフレークに発生する病気と害虫
▼症状
葉に濃淡のモザイク状(まだら模様)の病斑が現れます。葉や茎が萎縮したり、変形、変色するなど、症状はさまざまです。
ウイルスは主にアブラムシによって運ばれて伝染します。
▼発生時期
3~10月
▼予防と対策
- 一度感染すると治療できません。
- 主にアブラムシによって伝染するので、アブラムシ対策を徹底します。
- 他へ伝染しないように、発病した株は抜いて焼却処分します。
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