1.スノードロップの基本情報
スノードロップについて見ていきましょう!
■分 類:耐寒性秋植え球根
■原 産:ロシア南部~ヨーロッパ
■学 名:Galanthus
■別 名:マツユキソウ、ユキノハナ、ガランサス
■花言葉:希望、慰め
■開花期:2~3月
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2.スノードロップの特徴
スノードロップはヒガンバナ科の秋植え球根で、2~3月に花を咲かせます。
1つの花茎に1つの花が咲き、花径は2~5㎝程度で、外側に大きな花びらが3枚、内側に小さな花びらが3枚つきます。内側の花びらは筒状になり、緑の斑が入ります。
花後は、初夏まで生長したあと地上部が枯れて、夏は休眠期に入ります。
- 日当たりと水はけのよい場所で育てる。
- 寒さには非常に強いので、戸外でそのまま越冬できる。
- 夏の休眠期は、球根を掘り上げずに半日陰で管理する。
3.スノードロップの育て方

球根からの育て方
用土 | 市販の草花用培養土か、 赤玉土(小)5:腐葉土3:パーライト2の配合土など |
鉢 | 5号鉢に6~7球が目安 |
覆土 | 2~4cm |
元肥 | 緩効性化成肥料 |
- 鉢底ネットを鉢穴の上に置いて、鉢底石を均等に敷きます。
- 用土を入れて、土の表面が鉢縁より1~2cmほど低くなるように高さを調整します。
- 5号鉢に6~7球を目安に球根を植えつけて、2~4cmほど覆土します。
- 鉢底から水が出るまで、たっぷりと水を与えます。
場所 | 落葉樹の下など、 秋~春は日当たりがよく、夏は半日陰になる場所 |
土壌 | 水はけのよい土 |
株間 | 5cmほど |
覆土 | 2~4cm |
元肥 | 緩効性化成肥料 |
- 土に堆肥や腐葉土を混ぜてよく耕しておき、緩効性化成肥料を加えます。
- 球根を5cm間隔で植えつけて、2~4cmほど覆土します。
- 土にたっぷりと水を与えます。
4.スノードロップの手入れ

▼水やりのタイミングは?
土の表面が乾いたら、たっぷりと与えます。夏の休眠中も完全に乾かさないように、ときどき水やりをして適湿を保ちます。
▼水やりの方法と注意点は?
鉢土に静かに注ぐようにします。鉢底から余分な水が流れ出るまで、たっぷりと与えましょう。そうすることで、土中に溜まった老廃物や古い空気が押し出され、新しい空気が流れ込んで根の呼吸を促します。また、鉢皿の水は溜めずにこまめに捨てましょう。
植え付けのときにたっぷりと水を与えておけば、基本的に水やりの心配はありません。花壇に植えた植物は地中に広く根を張り、水分吸収効率がよくなっているので、自然に雨が降れば十分です。
ただし、土が白っぽくなって完全に乾いているときや、雨だけでは補えないときなどは水やりが必要です。
花後に1ヶ月間ほど、1000倍液肥を週1回与えて、球根の充実を図ります。
花が咲き終わったら、花茎のつけ根のところで切り取ります。
また、しおれた花は病害虫の原因になるので、落ちた花びらなどもこまめに拾って清潔に保つようにしましょう。
スノードロップの球根は乾燥を嫌うので、掘り上げずに植えたままで夏越しさせます。
6月頃になって茎葉が枯れたら、雨の当たらない涼しい半日陰で管理し、休眠中も極端に乾燥させないように時々水を与えます。
地植えの場合は、敷きワラなどでマルチングするとよいでしょう。
鉢植えの場合、毎年植え替える必要はありません。2~3年くらいして鉢が球根でいっぱいになったら掘り上げます。親球の下部にできた子球を外したら、乾燥させないようにすぐに植えつけます。
庭植えの場合、とくに掘り上げる必要はありません。
5.スノードロップに発生する病気と害虫

▼症状
花、つぼみ、葉、茎などが、水に染みたように柔らかくなって褐色します。症状が進むと、灰色のかびが全体に広がって腐ります。かびの胞子は空中に飛び散り、さまざまな植物に伝染します。
▼発生時期
真夏を除いて、早春~晩秋(3~8月、9~11月)
▼予防と対策
- 普段から、花がらや枯れ葉をこまめに取り除きましょう。
- 水やりは、葉や花に水がかからないように株元にやるようにしましょう。
- 密植はしないで、風通しを良くして、蒸れを防ぎましょう。
- いったん病気に侵された株はもとには戻らないので、侵された部分を見つけたらすぐに取り除きましょう。
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