アジュガの育て方

アジュガ

1.アジュガの基本情報

アジュガについて見ていきましょう!

アジュガの基本情報
■科 目:シソ科
■分 類:耐寒性多年草
■学 名:Ajuga reptans
■別 名:セイヨウジュウニヒトエ、セイヨウキランソウ
■花言葉:強い友情、心休まる家庭
■開花期:春(5~6月)

アジュガの花苗や種が買えるお店

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2.アジュガの特徴

特徴

アジュガは、アメリカ大陸を除く温帯地域に自生するキランソウ属の多年草とされ、セイヨウジュウニヒトエ、セイヨウキランソウなどの別名でも呼ばれています。
アジュガは、ランナーを伸ばして地を這うように広がっていくので、グラウンドカバーとしても利用されています。

5~6月中旬にはピンクや青紫の花をつけます。草丈は10〜30㎝と低く、新しい茎が次々に伸びて広がるのが特徴です。
アジュガは、常緑性で耐寒性に優れているだけでなく、耐陰性も優れているので日照時間が1日1時間の日陰でも充分に育つ植物です。

育て方のポイント

盛夏の直射日光や西日の当たる場所は、土壌が乾燥しすぎるので、少し湿り気のある落葉樹の下で栽培します。

3.アジュガの育て方

育て方

アジュガは種から育てることもできますが、一般的には、春と秋に出回るポット苗を購入して植え付けます。
アジュガは、土壌の良し悪しに関わらず良く育ちますが、水はけと保水力のバランスが良く、通気性の良い土壌を好む植物です。

庭植えの場合は、1日1時間程度の日が当たり、風通しの良い場所を選びます。
植え付けは、株同士の株間を15〜30㎝程度開けるようにします。

肥料は、植え付ける際に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込み、その後は基本的に与える必要はありません。
アシュガは、痩せた土地でも生育する植物なので、過剰に肥料を与えると、花のつきが悪く、株自体の勢いが弱まることがあるので注意が必要です。

鉢植えの場合には、一般的な草花用培養土でも良く育ちますが、自分で土壌を作る場合には、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石1の割合で配合します。

4.アジュガの手入れ

水やり

水やり

鉢植えの場合には、土の表面が乾燥したらたっぷりと与えます。
庭植えの場合には、特に水を与える必要はありません。

追肥

追肥は、5〜6月の生育期に、株の周りに緩効性肥料もしくは液体肥料を施します。

花がら摘み

アジュガは、花が終わったら速やかに花がら摘みを行いますが、株への負担を減らすために花茎の根元から切断します。
ランナーと呼ばれる地面を這うように伸びる細長い茎が邪魔な場合は切断するか、適当な方向に変えてやります。

増やし方

アジュガの増やし方は、基本的に種まきと株分けができますが、株分けは10~11月が適期です。
株分けは、根を下ろしている細長い茎ランナーの先端から2~3節目で切断します。
各節から出ている根もていねいに掘り上げて、20〜25㎝の株間で新しい場所に植え付けます。

植え替え

アジュガは、多年草なので毎年植え替える必要性はありません。
4〜5年すると生育スピードが鈍くなるので、3年に1度の頻度で植え替えか土壌の入れ替えを行います。
鉢植えの場合は、根がまわってきたら一回り大きな鉢に植え替えます。

5.アジュガに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

主な病気には、灰色かび病があります。
灰色かび病は、カビが異常繁殖することで茎を腐食し倒伏させます。
枯れた葉や咲き終わった花はこまめに取り除いてカビの発生を抑制し、蒸れやすい夏期には風通しに注意します。
アシュガは、耐暑性が弱いので、盛夏の酷暑や水切れが原因で枯れることがあります。
また、栽培環境が適していないと病気や害虫が発生して、枯れることもあります。

主な害虫

主な害虫には、アブラムシやハダニがいます。
アブラムシは、春先の4月頃から茎葉やつぼみで大量に発生し、葉の栄養を吸収し、株の生育不良を引き起こす害虫です。
アブラムシは、ウイルス性感染症の「すす病」を誘発しますので、見つけ次第駆除します。
約1~2カ月程度効果が続くベストガード粒剤や、モスピラン粒剤などによる予防も効果的です。

ハダニは、高温乾燥時期に発生し、葉から栄養を吸って植物を弱らせます。
専用のダニ剤や葉水でも効果的です。

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