ローズマリーの育て方

ローズマリー

1.ローズマリーの基本情報

ローズマリーについて見ていきましょう!

ローズマリーの基本情報
■科 目:シソ科
■分 類:常緑小低木
■学 名:Rosmarinus officinalis
■別 名:マンネンロウ
■花言葉:あなたは私を蘇らせる、追憶、思い出、記憶
■開花期:早春(11~3月)

ローズマリーの鉢植えや苗が買えるお店

ローズマリーを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

2.ローズマリーの特徴

特徴

ローズマリーは、地中海沿岸地方を原産とする樹高が2m未満の常緑低木です。
ツンとくる刺激の強い香りが特徴で、リフレッシュ効果や若返りのハーブとして人気があります。
肉や魚料理のくさみ消しや香りづけに用いられ、薬草効果もあります。

ローズマリーの品種は、枝が立つ立性種、横に広がる匍匐性種、その中間の半立性種の3つに大別されますが、育て方は一緒です。
花色は、ピンク、白、青、紫などで、秋から春にかけて小さな花が咲き続け、庭木としても楽しむことができます。

育て方のポイント

日当たりと水はけの良い場所で育てます。

3.ローズマリーの育て方

育て方

ローズマリーは、春と秋に流通する市販のポット苗を植え付けると簡単に育てることができます。
種まきから育てることもできますが、発芽率が悪く、育苗に時間がかかります。

市販のポット苗を選ぶ際は、品種(立性、匍匐性、半立性種)と、花色を確かめて購入します。
葉の色が濃く、根元がしっかりしていて、病気のないものを選びます。

庭植えの場合は、日当たりと水はけのよい場所を選びます。
植え付けの2週間前に、深さ40cmほどの穴を掘り、掘り出した土に苦土石灰をまいて土壌酸度を中和させます。
用土は、腐葉土などをすき込んで水はけを良くして、緩効性化成肥料を施します。
株間は30~50㎝程度あけて植え付けます。
植え付けが終わったら、たっぷりと水やりをします。
東北以北の寒冷地では冬越しが難しいので、掘り上げて鉢に植え替えて屋内で管理すると安心できます。

鉢植えの場合は、用土は市販のハーブ用培養土や、草花用培養土を使用すると手軽です。
用土を自分で作る場合は、赤玉土6、腐葉土3、パーライト1などの割合で配合し、緩効性肥料を施します。
市販の苗は、3号ポット(口径9㎝)のものが多いので、一回り大きい4~5号の鉢に、根鉢の土を落とさずに植え付けます
鉢は、日当たりと風通しの良い場所で管理します。

4.ローズマリーの手入れ

水やり

水やり

鉢植えの場合は、土の表面が乾いてから2~3日後にたっぷりと与えます。
冬期は乾かし気味に管理します。
庭植えでは、水やりはほとんど必要ありません。

追肥

庭植えの場合は、植え付け時に緩効性化成肥料を施しておくと、追肥の必要はほとんどありません。
鉢植えの場合は、春と秋に緩効性化成肥料を追肥します。

花がら摘み

小さい花がたくさん咲くので、花が咲き終わったら枝を切り戻し剪定します。

増やし方

挿し木で増やします。
5~6月に、健康な枝を7~10cmほどに切り取り、下葉を取り除いて1時間ほど水揚げをして用土にさします。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりを起こすので、1~2年に1回、新しい用土で一回り大きい鉢に植え替えます。
庭植えの場合は、4~5年に1回、植え替えます。

5.ローズマリーに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

主な病気に、うどんこ病があります。
うどんこ病は、葉全体に白い粉がついたような病気で、高温多湿時に発生しやすくなります。
梅雨時期などは、特に注意が必要です。発病したら早めに切り取り、撤去処分します。

主な害虫

主な害虫に、メイガがいます。
メイガの成虫は蛾で、幼虫が葉や茎を食害します。高温多湿の時期に多く発生し、夏は特に活発になります。
葉に小さな黒い点々がついていたらメイガの可能性が高く、食害にあうと葉は穴だらけになります。
防虫ネットをかけて、成虫の飛来を予防します。
幼虫を見つけたら、割りばしやピンセットで掴んで捕殺します。

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