1.リンドウの基本情報
リンドウについて見ていきましょう!
■分 類:耐寒性多年草
■学 名:Gentiana scabra var. buergeri
■別 名:ゲンチアナ、ササリンドウ
■花言葉:悲しんでるあなたを愛する、正義
■開花期:秋(9~10月)
リンドウの鉢植えや苗が買えるお店
リンドウを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
2.リンドウの特徴
特徴
リンドウは、世界中に400種以上も分布していると言われています。
日本でも古くから親しまれている植物で、エゾリンドウ、エゾオヤマリンドウ、シンキリシマリンドウなどのほか、園芸品種も多く流通しています。
草丈は10~100㎝ほどで、花色は紫、青、ピンク、白、赤などがあります。
花は、日が当たると開花し、曇りの日や夜には花を閉じる習性があります。
寒さに強いので、土の乾燥に気をつければ、初心者でも育てることができる植物です。
育て方のポイント
日当たりと風通しの良い場所で育てます。
3.リンドウの育て方
リンドウは、庭植えでも鉢植えでも育てることができます。
春から初夏までは、しっかりと日に当てるようにします。
真夏は、鉢を日陰に移動したり、遮光して乾燥を抑えるようにします。
耐寒性は強い植物ですので、霜や寒風に気をつければ、屋外で冬越しすることができます。冬は地上部分が枯れますが、根は生きているので、土が乾いたら水を与えるようにします。
リンドウは、種から育てると時間がかかるため、ポット苗を植え付けます。
ポット苗は、春と秋に園芸店やホームセンターなどで販売されますので、これを入手します。
植え付けの適期は、3~4月、または9~10月です。植え付けの際は、根鉢を崩さないようにします。
鉢植えの場合は、市販の山野草用培養土を使用すると手軽です。
用土を自分で作る場合は、赤玉土5、腐葉土3、ピートモス2などの割合で配合し、緩効性化成肥料を混ぜ込みます。
鉢は、日当たりと風通しの良い場所に置いて管理します。
種から育てることも出来ますが、1~2年かかります。
種から育てる場合は、3~4月に育苗ポットに種をまきます。
本葉が4~6枚になったら、鉢や庭に植え付けます。
4.リンドウの手入れ
水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。
特に真夏は乾燥しやすいので、水切れに注意します。
花やつぼみに水がかかると傷んでしまうので、株元に水やりをします。
冬は、地上部分が枯れても根は生きているので、土の表面が乾いたら水を与えます。
庭植えの場合は、自然の雨で大丈夫です。
追肥
元肥として、緩効性化成肥料を施しておきます。
追肥は、4~8月の成長期に緩効性化成肥料を2か月に1回置き肥するか、液体肥料を月に1~2回施します。
花がら摘み
花が咲き終わったら、こまめに花がらを摘み取ります。
花茎の付け根から摘み取るようにします。
増やし方
挿し芽や株分けで増やす方法が一般的です。
挿し芽は、5~6月が適期です。新芽を8~10cmほどの長さにカットし、下葉を取り除いて用土に挿します。
株分けは、10~11月が適期です。1株に4~5芽がつくように分けて植え付けます。
植え替え
鉢植えの場合は、1~2年に1回、一回り大きな鉢に植え替えます。
植え替えは、3~4月が適期です。
5.リンドウに発生する病気と害虫
主な病気
主な病気として、サビ病があげられます。葉にサビたような斑点が現れますので、発病した部分はすぐに取り除きます。
窒素肥料の過多に注意し、風通しをよくして予防します。
主な害虫
主な害虫として、アブラムシがあげられます。
アブラムシは、茎や葉に集団で寄生し、植物の栄養を吸汁して株の生育を阻害します。
ウイルス病を媒介し、すす病を誘発することもあるので、早めに殺虫剤で駆除します。
日当たりや風通しが悪いと発生しやすいので、花がらを摘んで風通しをよくします。
発生した場合は、ガムテープなどで貼りつけて取り除きます。大量に発生した場合は、殺虫剤で早めに駆除します。
枯れる原因
水切れを起こすと下葉から枯れてきます。また、多湿状態になると根腐れの原因となりますので、水の与え過ぎに注意します。
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