バーベナの育て方

バーベナ

1.バーベナの基本情報

バーベナについて見ていきましょう!

バーベナの基本情報
■科 目:クマツヅラ科
■分 類:春まき一年草/耐寒性多年草
■学 名:Verbena
■別 名:ビジョザクラ、宿根バーベナ
■花言葉:魔力、魅力、私のために祈ってください
■開花期:初夏(4~11月)

バーベナの鉢植えや苗が買えるお店

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2.バーベナの特徴

特徴

バーベナは、バーベナ属の園芸品種の総称で、原産地の中南米を中心に250種の原種が分布していると言われています。
本来は多年草ですが、日本では寒さに弱い品種は一年草、寒さに強い品種は多年草(宿根草)として扱われています。
一年草タイプにはビジョザクラ、宿根草タイプには宿根バーベナ、テネラ、ボナリエンシスなどの品種があります。
草丈は10~30㎝で、花色は、赤、ピンク、白、青、紫、複色などがあり、桜に似た小さな花をこんもりと咲かせます。
春から秋にかけて長く咲き続けるため、グラウンドカバーとしても利用されています。

育て方のポイント

日当たりと風通しのよい場所で育てます。酸性土壌を嫌うので、植え付け前に苦土石灰をまいておきます。

3.バーベナの育て方

育て方

一年草タイプ、宿根草タイプとも、日当たりと風通しのよい場所が適しています。
種まきから育てることができますが、4~6月に出回るポット苗を入手して植え付けると簡単です。

庭植えの場合は、あらかじめ苦土石灰をまいて、掘り起こした土に腐葉土を混ぜ込み、緩効性化成肥料を施します。
横に這う匍匐性のものは、株間を20㎝くらい空けて植え付けます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を利用すると手軽です。
用土を自分で作る場合は、赤玉土小粒5、腐葉土3、川砂2などの割合で配合し、緩効性化成肥料を施します。

種をまく場合は、3~4月か、9~10月が種まきに適しています。
種には発芽を抑制する物質があるため、一晩水に浸けて黄色い液を洗い流します。
育苗箱やポットに種が重ならないようにばらまき、土を薄くかけて、種が流されないように水を与えます。

2~3週間ほどで発芽します。本葉が2~3枚になったら、3号ポット(直径9㎝)などに移植して大きく育てます。
十分に育ったら一回り大きな鉢や庭に植え付けます。
秋まきの場合は、霜よけを施して冬越しをさせて、4~6月に霜の心配がなくなってから植え付けます。

4.バーベナの手入れ

水やり

水やり

鉢植えの場合は、表土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりします。
庭植えの場合は、極度に土が乾燥していなければ水やりの必要はありません。

追肥

鉢植え、庭植えとも、元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ込んでおきます。
追肥は、固形肥料を2か月に1回置き肥にするか、液体肥料を月に1~2回施します。

花がら摘み

花が咲き終わったら、花茎のつけ根から切り取ります。
種を採取する場合は残しておきます。
宿根草タイプは、花が終わったら草丈の半分くらいで切り戻すと、秋にまた花を咲かせます。

増やし方

宿根草タイプは、挿し芽(挿し木)で増やすことができます。
挿し芽は、4~6月に茎を5~6cmに切り取り、下葉を取って水揚げをして土に挿し込みます。

植え替え

宿根タイプの鉢植えでは、2~3年に1回、5~7月頃に新しい用土で一回り大きな鉢に植え替えます。

5.バーベナに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

主な病気に、うどんこ病が発生することがあります。
高温多湿の環境で発生しやすい病気で、葉や茎がうどん粉をまぶしたように白くなり、光合成ができなくなって枯れてしまいます。
窒素肥料の与え過ぎに注意して、風通しを良くして予防します。

主な害虫

主な害虫として、アブラムシやハダニが発生します。
アブラムシは、茎や葉に寄生して、植物の栄養を吸汁して株の生育を阻害します。
ウイルス病を媒介することもあるので、早めに殺虫剤で駆除します。

ハダニは、高温乾燥時に発生します。水やりのときに、葉の裏に霧吹きで水を吹きかけると防除することができます。発生したときは、早めに殺虫剤で駆除します。

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