アナガリスの育て方

アナガリスの花

1.アナガリスの基本情報

アナガリスについて見ていきましょう!

アナガリスの基本情報
■科 目:サクラソウ科
■分 類:耐寒性多年草
■学 名:Anagallis
■別 名:ルリハコベ
■花言葉:恋の出会い、変わり身、変化、追想
■開花期:初夏(5~7月、9~10月)

アナガリスの花苗や種が買えるお店

アナガリスを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

ナガリスはブルーは良く見かけますがオレンジは希少です。販売時期が限られていますので、売り切れる前に購入しましょう。
1cmほどの小さな花は短命ですが次から次へと連続で開花が始まり、かわいい花をたくさん楽しむことができます。

2.アナガリスの特徴

特徴

アナガリスは、サクラソウ科のアナガリス属に属する花です。別名でルリハコベと呼ばれることもあります。特徴としては、よく分岐しながら横に広がっていき、株全体を覆うように次々と花を咲かせます。青紫色の花びらの中心部が赤く染まっていて、とても魅力的な色合いです。
一年草や多年草の分類になり、5~7月と9~10月に開花期を迎えます。似たタイプの花で、桃色の花をつけるテネラも有名です。

育て方のポイント

アナガリスの育て方のポイントは、日当たりの良い水はけの良い土地で育つ性質を上手く利用することです。春と秋は出来るだけ日に当て、夏は湿気が多い場所を避けておくと良く育ちます。
アナガリスは植え替えなどで環境を大きく変えるとき以外は、最低限の手入れだけで問題なく育ちます。

3.アナガリスの育て方

育て方

アナガリスは日当たりが良く、水はけが良い土地を好む花ですので、鉢植えから始めた方が管理しやすいというメリットがあります。

用土は市販の草花用培養土を利用し、開花中に液体肥料を最初に施しておく程度で構いません。

アナガリスの種まきは、9月中旬~10月中旬が理想的です。寒冷地の場合は、3月~4月となり、発芽温度は15℃~20℃です。
鉢植えの場合は、春と秋は出来るだけ日光が当たる場所において、水やりは用土が乾いたらタップリとかけてください。
花の数を増やしたい場合は、苗の時に摘心をしておくのがコツです。上手く行うと、花数が相当に増えます。

アナガリスの庭植えは作業が少し増えますが、難しいことはなく、大きな難度の違いはありません。
アナガリスはやせ地で育つ花ですので、肥料も最初から沢山やる必要は無ありません。元肥として、堆肥などを少な目に用土に混ぜ込んでおく程度です。
酸性土壌を嫌う性質がありますので、苦土石灰を混ぜ込んで土壌を中和しておくようにしましょう。

4.アナガリスの手入れ

水やり

水やり

アナガリスの水やりは、鉢植えで育てる際は、土の表面が乾いてから行うようにします。庭植えの場合は、自然の雨に任せておくだけで問題ありません。

追肥

アナガリスは、やせた土地でも育つ花ですので、追肥は必要ありません。

花がら摘み

アナガリスは花が沢山咲きますので、花がら摘みは大変です。切り戻しの方が簡単なのでおすすめです。
株が弱りやすく蒸れやすい夏の前に半分くらいの大きさにアナガリスの切り戻しをしておくと、夏越しができます。上手くいけば、秋にも花を楽しむことが出来る様になります。

植え替え

アナガリスの植え替えに適している時期は、春で、3月~4月になります。

増やし方

アナガリスの増やし方として、株分けする方法があります。
ここで注意が必要なのが、夏場に植え替えも兼ねて行うと一気に株が弱ってしまうことがあります。暑さや湿気には弱いというのが原因ですので気を付けましょう。

5.アナガリスに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

アナガリスは、湿度に弱い花です。日本は多湿環境なので、特に夏場はアナガリスの生育に大きく影響してきます。
鉢植えで育てる場合は、出来るだけ風通しの良い場所に置いたり、夏の前に伸びた枝を切り落として涼しく過ごせる環境にしておくことが重要です。

主な害虫

アナガリスの主な害虫として、アブラムシが挙げられます。対策としてはオルトラン粒剤が有効です。根元や葉の裏に散布しておくと、アブラムシを効果的に撃退出来ます。アブラムシを見つけた場合は、早急な駆除がポイントです。

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