■目次
1.アシダンセラ(アシダンテラ)の基本情報
アシダンセラ(アシダンテラ)について見ていきましょう!
■分 類:半耐寒性春植球根
■学 名:Acidanthera bicolor、Gladiolus callianthus
■別 名:ニオイグラジオラス、ピーコックオーキッド
■花言葉:純粋な愛、豊かな気品
■開花期:秋(9~10月)
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2.アシダンセラ(アシダンテラ)の特徴
特徴
アシダンセラは、アヤメ科の植物で、アヤメのようなたたずまいがあります。
花は白く、中央部分はチョコレートのような茶色をしているのが特徴で、花径が10cmほどある大きな花です。
花びらは6枚あり、百合のような雰囲気もある花で、清楚な雰囲気を醸し出しています。
一つの茎からは3から4輪ほど花を咲かせることができるので、豪華にも見えます。
アシダンセラの別名はニオイグラジオラスと言います。
育て方のポイント
育て方のポイントは、日の当たるところで育てるということです。日が当たらない場所では、育つことはできても、花はなかなか咲いてくれません。たくさんの花を咲かせるには、本葉が4枚ほどになったら、日光に積極的にあてるようにします。
3.アシダンセラ(アシダンテラ)の育て方
アシダンセラを栽培する方法は、庭植え・鉢植えのどちらでも可能です。
春植えの球根で、4月中旬~5月に植え付けを行います。
あまり遅くに植え付けをしてしまうと、球根を十分に太らせることができず、翌年花を咲かせることが難しくなります。植え付けをする地域の気温と照らし合わせながら、植え付け時期を決めます。
庭植えの場合は、庭土に腐葉土を混ぜて植え付けをします。
鉢植えの場合は、草花培養土か、赤玉土小粒7、腐葉土3の割合で配合したものを使います。球根ですので、庭植えでは5㎝の深さに植えるようにし、鉢の場合は3㎝の深さに植えます。
アシダンセラは球根を植えてから芽が出てくるまで大変遅く、植えたのを忘れる頃にやっと芽を出してきます。枯れたと勘違いして、球根を掘り出さないように注意します。最低でも花期が開始される月ぐらいまでは待つようにします。
肥料は、窒素成分が多いと徒長して倒れてしまうことがあるので、窒素の少ないものを施すようにします。
4.アシダンセラ(アシダンテラ)の手入れ
水やり
鉢植えの場合は、土が乾いたらしっかりと与えるようにします。ただし、多湿な環境は苦手ですので、水をやりすぎてしまうと球根が腐ってしまうことがあります。必ず乾いたことを確認して水やりをします。葉が枯れてきたら、水やりを控えるようにします。
花がら摘み
咲いた花をそのままにしておくと、種を作ろうとするので球根が弱ってしまいます。花が咲き終わったら、茎の根元から切るようにしてください。この時、葉は切らないように注意します。葉で光合成を行っているので、球根が育たなくなってしまいます。
追肥
追肥は、花が咲いている時期に1週間に1回液体肥料を施すようにします。
増やし方
増やし方は、分球にします。球根は、毎年掘り起こさないと寒さによって枯れてしまうことが多いので、掘り起こした際に分球を行うようにします。掘り出した球根は、水で洗って乾かし、バーミキュライトを敷いた発泡スチロールのような箱の中で保管をするようにします。
球根をそのままにしておいても良いのですが、翌年花を咲かせることが難しくなります。また、小さすぎる球根も、翌年に花を咲かせることはできません。
5.アシダンセラ(アシダンテラ)に発生する病気と害虫
主な病気
アシダンセラは、病気の心配はあまりありません。
主な害虫
発生する害虫として、ナメクジがいます。
5月ごろに発生することが多く、葉を食害されてしまいます。アシダンセラのつぼみも食べられることがあり、つぼみの段階では小さな穴が開いているのを確認することができます。ナメクジが通った後は粘液の道ができますので、見つけたら駆除します。
ナメクジには寄生虫が住み着いているので、駆除をする場合は素手でさわらないように気を付けます。ナメクジ専用の駆除剤が多く販売されているので、効率よく駆除することができます。
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