1.アメリカフヨウの基本情報
アメリカフヨウについて見ていきましょう!
■分 類:耐寒性多年草
■学 名:Hibiscus moscheutos
■別 名:クサフヨウ、ローズマロー
■花言葉:繊細な美、日ごとの美しさ
■開花期:夏(7~9月)
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2.アメリカフヨウの特徴
特徴
アメリカフヨウは、北アメリカ原産の植物で、越冬して毎年花を咲かせる宿根草に分類されます。
特徴は草丈が1~2mにもなることと、大きくハイビスカスのような花をつける点にあります。
アメリカフヨウは日本で別名クサフヨウと言い、こちらの名前でも親しまれているといえるでしょう。
開花時期は7~9月頃で、育てる難易度はそれほど高くないことから、初心者でも扱いやすい花です。
育て方のポイント
アメリカフヨウの育て方のポイントは、日当たりが良く、やや湿った土壌で育てることです。
種まきや植え付けのタイミングさえ間違えなければ、初心者でも失敗なく育てられます。
3.アメリカフヨウの育て方
アメリカフヨウの育て方は、鉢植えの場合、水持ちの良い土を用意することが必要です。
鉢植えなら、赤玉土6:腐葉土4の割合で混ぜ、緩効性の化成肥料を加えると丁度良くなります。十分に混ぜてから使用することが大切なので、全体的に良く馴染ませる必要があります。
鉢のサイズは、6号~8号(直径18cm~24cm)に1株で、これよりも小さいものだと栽培が難しいです。
アメリカフヨウの種まきは、4月下旬~5月頃に十分に暖かくなってから、ポットに2~3粒まいて覆土します。後は水を切らさないように水やりを行い、発芽後に1本に間引き、本葉が5枚ほどになったら植え付けます。
アメリカフヨウを苗から育てる場合は、市販の苗を使用するか、ポットで種を発芽させて育苗します。
用土は草花用培養土が使えるので、市販のものを使用すると栽培が簡単です。
庭植えの場合は、用土に腐葉土を混ぜ込み、適度に水はけを良くしておくのがポイントです。
元肥に完熟堆肥や緩効性化成肥料を混ぜておくと、アメリカフヨウの生長が良くなります。
株間の目安は50cmほどで、間隔を開けて窮屈にならないように植え付けます。
アメリカフヨウを想像以上に大きく育ちますので、最初は本数を少なめに育ててみて、慣れてきたら増やすのが良いでしょう。
4.アメリカフヨウの手入れ
水やり
アメリカフヨウを鉢植えで育てる場合は、土の表面に乾きが見られた場合に、たっぷりと与えるのが基本です。
庭植えは、しばらく雨が降らずに、土に乾きが生じたら水やりをします。
追肥
アメリカフヨウの追肥は生育中の9月までを目安に、1ヶ月に1回のペースで緩効性化成肥料を与えます。
花がら摘み
花が咲き始めてから毎日、小まめに花がらを摘み取ることが必要です。
アメリカフヨウの花がらを放置すると株が弱ってしまうので、美しい花を長く楽しむためには、小まめに花がらを取り除くようにします。
植え替え
アメリカフヨウの植え替えは、3月~4月頃がベストで、鉢植えであれば根詰まりを防ぐために、1~2年に1回植え替え作業を行います。
鉢を大きくするか株分けを行うことによって、アメリカフヨウを順調に育てることができます。
庭植えは年数の経過により、株が増え過ぎますから、株分けして植え替えるのが無難です。
増やし方
アメリカフヨウの増やし方は、株分けと種まきの2つがあります。
株分けは、大きく育った株を分けるだけで簡単に増やせます。
株分けは3~4月が最適で、土から掘り上げて切り分けてから植え付けます。
5.アメリカフヨウに発生する病気と害虫
主な病気
アメリカフヨウに発生する主な病気は、特にありません。
日当たりが良く、水切れさえしなければ、枯れてしまう心配もありません。
主な害虫
アメリカフヨウに発生する害虫は、ハマキムシとフタトガリコヤガの2つです。
ハマキムシは、アオイ科に発生しやすい虫で、葉と葉の間に潜り込んで食害します。
食害が進むと生育不良になり、やがて枯れてしまいます。
放置するとあっという間に食害が広がるので、見つけ次第捕殺します。
防除には、オルトラン乳剤が有効です。
フタトガリコヤガは、葉を食害してしまうので、美観を損ねる恐れがあります。
ハマキムシほどではありませんが、見つけ次第同様に駆除するのが無難です。
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