クチナシの育て方

クチナシ

1.クチナシの基本情報

クチナシについて見ていきましょう!

クチナシの基本情報
■科 目:アカネ科
■分 類:耐寒性常緑低木
■学 名:Gardenia jasminoides
■別 名:ガーデニア
■花言葉:私は幸せもの
■開花期:初夏(6~7月)

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2.クチナシの特徴

特徴

クチナシは、アカネ科に属する常緑低木で、古代から漢方薬としても用いられてきました。
花に強い芳香を持つことから、ジンチョウゲ、キンモクセイと並んで、三大香木(こうぼく)の一つとなっています。
学名では「ジャスミンのような」と命名されている園芸用植物で、別名のガーデニアの名で、鉢植えも出回っています。
10月〜11月頃に赤黄色の果実をつけ、実は着色料に利用されています。

育て方のポイント

日当たりと水はけの良い環境で育てます。

3.クチナシの育て方

育て方

クチナシは、苗を植え付けて育てます。

庭植えの場合は、午前中はしっかりと日が当たり、午後から日陰となる半日陰の場所が適しています。
関東地方以南の地域であれば、春または秋に植え付けます。

用土は、腐葉土や堆肥に緩効性化成肥料を混ぜ込みます。
植え付け直後にたっぷりと水を与え、乾燥しないように株元にワラや腐葉土を施します。
寒冷地では庭植えは不向きですので、鉢植えにします。

鉢植えの場合は、根鉢より一回り大きい深い鉢に植え付けをします。
用土を自分で配合する場合は、赤玉土小粒7、腐葉土3の割合にし、緩効性化成肥料を混ぜます。
市販の花木用の培養土も利用できます。
真夏以外は日当たりの良い場所で管理し、寒冷地では、冬場は室内に取り込みます。

4.クチナシの手入れ

水やり

水やり

鉢植えの場合は、土の表面が乾いてからたっぷり水を与えます。
夏場は土が乾きやすいので、水切れに注意します。
庭植えの場合は、水やりの必要はありません。

追肥

鉢植えの場合は、開花後の8月に化成肥料を株元に追肥します。
庭植えでは、2月と6月に有機質肥料または緩効性化成肥料を施します。

花がら摘み

花が咲き終わったら、がくの付け根部分から切り取り、風通しを良くします。
8月以降に剪定をしてしまうと、花芽も一緒に切り取ってしまうので気を付けます。

増やし方

挿し木や株分けで増やすことができます。
挿し木は、今年生えた枝を10〜15cmに切り、先端の葉を2~3枚残して吸水させてから赤玉土にさします。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりを起こしてしまうので、2~3年に1回、植え替えをします。
庭植えの場合は、植え替えをする必要はありません。

5.クチナシに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

主な病気に、灰色かび病があります。
灰色かび病は、葉や花に発生する細菌による病気です。
褐色の病斑が発生し、葉が黄色くなってやがて枯れてしまいます。
多湿が原因で発生するため、風通しを良くして予防します。

主な害虫

主な害虫に、オオスカシバがいます。
オオスカシバの幼虫は大型のイモムシで、6〜10月に発生して葉を食害します。
目につきやすいので、発見したらすぐに捕殺します。

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