ミヤコワスレの育て方

ミヤコワスレ

1.ミヤコワスレの基本情報

ミヤコワスレについて見ていきましょう!

ミヤコワスレの基本情報
■科 目:キク科
■分 類:多年草
■学 名:Miyamayomena
■別 名:ミヤマヨメナ、ノシュンギク
■花言葉:しばしの憩い、別れ、強い意志
■開花期:初夏(5~6月)

ミヤコワスレの鉢植えや苗が買えるお店

ミヤコワスレを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

2.ミヤコワスレの特徴

特徴

ミヤコワスレは、キク科の多年草で、日本原産のミヤマヨメナの花を園芸用に品種改良した花です。
花茎は高さ15~30㎝で、4月から6月にかけて、紫、青、ピンク、白などの花を咲かせます。
「都忘れ」とは、都から佐渡に島流しにあった順徳天皇が都を思って詠んだ和歌にちなんだ名前とされています。
切り花のほか、半日陰の庭植えや、鉢植えにも利用されています。

育て方のポイント

冬以外は強い西日が当たらない半日陰で育て、冬は日なたで育てます。
ある程度寒さに当てたほうが、花付きがよくなります。

3.ミヤコワスレの育て方

育て方

ミヤコワスレの苗は、園芸店やホームセンターなどで入手できます。

庭植えの場合は、半日陰になる落葉樹の下などの場所が適しています。
鉢植えの場合は、風通しのよい半日陰の場所で管理します。
半日陰とは、午前中は日が当たり、午後から陰になるような場所や、一日中、木漏れ日の日差しが当たる場所のことをいいます。

庭植えの場合は、用土に腐葉土を入れて水はけを良くし、緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
株の間隔は、10~15cm空けて植えます。
日当たりの良い場所では、腐葉土や敷きワラを施して土の乾燥を防ぎます。
寒さにはある程度耐えますが、寒冷地では霜よけが必要です。

鉢植えの場合は、4号鉢(口径12㎝)に1株が目安です。
用土は、市販の草花用培養土を使うと手軽です。
自分で用土を作る場合は、赤玉土中粒5、腐葉土3、鹿沼土2の割合で配合し、緩効性化成肥料を混ぜ込みます。
真夏は土が乾燥しやすいので、水を切らさないように注意します。

4.ミヤコワスレの手入れ

水やり

水やり

鉢植えは、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりをします。
真夏は土が乾燥しやすいので、水を切らさないように注意します。
庭植えでは、水やりはほとんど必要ありません。

追肥

植え付ける際に、緩効性化成肥料を混ぜ込みます。
翌年からは、4月と10月に追肥を施します。

花がら摘み

咲き終わった花はこまめに摘み取り、枯れた葉も取り除くようにします。
花が一通り咲き終わったら、花茎を地際で切り戻します。

増やし方

株分けか挿し芽の方法で増やすことができます。
株分けは、5~6月、または9~10月が適しています。

挿し芽の適期は、4~6月です。
春に伸びた芽の先端から2~3節を切り取り、赤玉土などに挿します。
根が出るまで水を切らさないようにし、明るい日陰で管理します。
4~5週間ほど経って発根したら、鉢や庭に植え替えます。

植え替え

鉢植えの場合は、根詰まりを起こしやすいので、1~2年に1回、一回り大きな鉢に植え替えます。
庭植えの場合は、同一場所で長く育てると生育が悪くなるため、3~4年に1回、他の場所に植え替えます。

5.ミヤコワスレに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

病気はあまり発生しません。

主な害虫

主な害虫に、アブラムシとナメクジがいます。
アブラムシは、新芽や花芽に発生し、植物の栄養を吸汁し、生育を阻害します。
繁殖力が旺盛ですので、大量に発生した場合は、殺虫剤で駆除します。

ナメクジは、夜行性で昼間は鉢の下などに潜んでいるので、見つけて捕殺します。

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