センニチコウの育て方

センニチコウ

1.センニチコウの基本情報

センニチコウについて見ていきましょう!

センニチコウの基本情報
■科 目:ヒユ科
■分 類:春まき一年草
■学 名:Gomphrena globosa
■別 名:センニチソウ
■花言葉:色あせぬ愛、不朽
■開花期:秋(7~10月)

センニチコウの鉢植えや苗が買えるお店

センニチコウを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

2.センニチコウの特徴

特徴

センニチコウは、熱帯アメリカ、南アジアを原産地とするヒユ科の一年草の植物です。
「センニチコウ」の名前は、花を乾燥させても千日間もの長い間、紅色が褪せないことから名付けられたと言われています。
主に栽培されているのは、ピンクや紫色などの花を咲かせるセンニチコウと、黄色や赤の花を咲かせるキバナセンニチコウで、数多くの園芸品種が流通しています。

花期になると、分枝した茎の頂部に直径2㎝程度の球状の花穂を付けます。
花に見える部分は花ではなく、苞(ほう)と呼ばれる葉の集まりです。
センニチコウは開花期間も長く、乾燥や真夏の暑さに強いので、園芸初心者でも簡単に育てることができる植物です。

育て方のポイント

日当たりと水はけが良く、風通しの良い場所で育てます。

3.センニチコウの育て方

育て方

センニチコウは、日当たりと水はけが良い環境を好みます。
水を与えすぎると、根腐れを起こしやすいので注意します。

初夏を迎える頃に、園芸店やホームセンターなどで苗が出回ります。
苗は、つぼみの数が多くて葉に傷みがなく、茎が太くてしっかりしているものを選びます。
植え付けの適期は、5月~6月です。

庭植えの場合は、日当たりと風通しのよい場所を選びます。
水はけが悪いときは、腐葉土や川砂などを混ぜ込んで水はけを良くしておきます。
元肥として、用土に緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
株間は20~30㎝程度あけて、植え付けが終わったら、株元にたっぷりと水を与えます。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使用すると手軽です。
用土を自分で作る場合は、赤玉土小粒6、腐葉土3、川砂1などの割合で配合し、緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
植え付けが終わったら、鉢底から水が流れ出るくらい水をたっぷりと与えます。
鉢は、日当たりのよい場所で管理します。

種から育てる場合は、4月下旬~5月に種まきを行います。
発芽温度が20℃~25℃と高めですので、気温が十分に上がってから種をまきます。
種は重ならないようにばらまきにし、覆土は5㎜程度にします。
1週間ほどで発芽し、本葉3~4枚になったら育苗ポットに植え替えます。
本葉が6~8枚程度になったら、花壇や鉢などに植え付けます。

4.センニチコウの手入れ

水やり

水やり

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
乾燥を好む植物ですので、水のやり過ぎに注意します。
庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。

追肥

庭植え、鉢植えとも、植え付けるときに緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。
追肥の必要はありませんが、葉色が悪くて元気がないときは、薄めた液体肥料を与えます。

花がら摘み

花が咲き終わったら、こまめに花茎の部分から切り取ります。
また、7月頃に茎を短く切り戻すと、風通しが良くなり、秋の花つきがよくなります。

増やし方

一年草のため、種で増やします。

植え替え

一年草ですので、植え替えは必要ありません。

5.センニチコウに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

主な病気に、立枯れ病があります。
立枯れ病は、幼苗期に発生しやすい病気で、土の中で病原菌が繁殖して、根や地際の茎から感染します。
根が被害を受けるため、生育不良となって最後は枯れてしまいます。
水のやりすぎや窒素肥料の過多に気を付けて、風通しを良くして発生を予防します。

主な害虫

主な害虫として、ハダニが発生することがあります。
ハダニは、高温乾燥時に発生する害虫で、葉の裏に寄生して汁液を吸います。
葉に針で突いたような小さな斑点があらわれ、次第に葉が白いカスリ状になり、発育不良になってしまうため注意が必要です。
水やりのときに、葉の裏に霧吹きで水を吹きかけると、ある程度の防除ができます。
被害が大きい場合は、早めに殺虫剤で駆除します。

枯れる原因

立枯れ病や根腐れが起こると、株が枯れてしまいます。
風通しを良くして、株が蒸れないようにし、水の与え過ぎに注意します。

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