1.サンタンカの基本情報
サンタンカについて見ていきましょう!
■分 類:非耐寒性常緑低木
■原 産:中国南部~マレーシア半島
■学 名:Ixora
■別 名:イクソラ、サンダンカ
■花言葉:喜び
■開花期:5~9月
サンタンカの鉢植えや苗が買えるお店
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花屋やネットで購入できます。
2.サンタンカの特徴
サンタンカは東南アジア原産のアカネ科で、非耐寒性常緑低木です。常緑ですが寒さに弱く、寒くなると葉を落とします。
2~3㎝の小さな花がまとまって半球状に咲きます。花色はオレンジと赤が主流ですが、ピンク、黄、白などもあります。
- 日当たりのよい場所を好む。
- 夏は直射日光の当たらない半日陰で管理する。
- 冬は室内の日当たりのよい場所で管理する。
- 弱酸性の用土を好む。
- 5~6月に挿し木で増やすことができる。
3.サンタンカの育て方
苗からの育て方
初夏に開花株が出回るので、購入して育てます。
▼良いもの
・株元がぐらつかないもの
・葉色がよく、黄変していないもの
・花やつぼみが沢山ついているもの
夏の直射日光で葉焼けを起こしやすく、冬の寒さに弱いので、鉢植えで管理したほうがよいでしょう。冬越しを考えなければ花壇でも楽しめます。
用土 | 弱酸性の用土を好むので、赤玉土4、鹿沼土3、腐葉土3の配合土など |
元肥 | 緩効性化成肥料 |
- 鉢穴より少し大きめの鉢底ネットを、鉢穴の上に置きます。
- 鉢底石を、鉢の底が隠れる程度まで入れます。
- 鉢の深さの「3分の1」くらいまで土を入れて、根鉢をくずさないように苗を置きます。
- 土の表面が鉢縁より1~2cmほど低くなるように、残りの土を入れて高さを調整します。
- たっぷりと水を与え、2~3日は半日陰に置いて苗を安定させた後、日当たりと風通しの良い場所に移動させます。
4.サンタンカの手入れ
春・秋 | 日当たりのよい場所 |
夏越し | 直射日光の当たらない半日陰 |
冬越し | 室内の日当たりのよい場所 |
▼水やりのタイミングは?
春から秋までは鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。乾燥を嫌うので夏の水切れには注意します。
冬は控えめにして乾かし気味に管理します。
▼水やりの方法と注意点は?
花・葉・茎に水が直接かからないように、鉢土に静かに注ぐようにします。鉢底から余分な水が流れ出るまで、たっぷりと与えましょう。そうすることで、土中に溜まった老廃物や古い空気が押し出され、新しい空気が流れ込んで根の呼吸を促します。また、鉢皿の水は溜めずにこまめに捨てましょう。
5~9月の生育期に、月に1回、緩効性化成肥料を置き肥します。
花後に2節以上の節を残して切り戻します。伸びすぎた枝や細い枝は剪定して、全体の樹形を整えましょう。
根詰まりを起こすと生育不良になるので、1~2年に1回、春ごろに植え替えましょう。
株を鉢から抜いて、表土と根鉢の1/3ほど土を落として、ひと回り大きい鉢に新しい用土で植え替えます。
- 枝を2~3節くらい切り取ります。この切り取った部分を「挿し穂」といいます。
- 挿し穂の下半分にある葉を摘み取ります。上半分にある葉で大きいものは半分に切ります。
- 土に挿す部分をカッターで「斜め」に切って、吸収効率を上げます。
- 切り口を、水の入った容器に30分~1時間ほど浸けておきます。葉は水に浸けないようにします。
- 発根剤を切り口につけます。なければそのまま挿しても大丈夫です。
- 湿らせた挿し木用土に植えます。棒で土に穴をあけて、挿し穂をさして土で固定します。
- 静かにたっぷり水を与えます。
- 直射日光を避け、半日陰で管理します。用土の表面が乾いたら水をやります。
- 少しずつ日に当てる時間を増やし、1ヶ月~1ヶ月半くらいしたら、手で軽く引っ張ってみます。抜けずに手応えがあれば発根しています。
- 発根したら丁寧に掘り出し、1株ずつポットや鉢に移植して育てます。
5.サンタンカに発生する病気と害虫
▼症状
緑色や黒色をした小さな虫が群がって大量に発生します。植物に寄生して汁液を吸うため、生育がそこなわれます。甘い分泌液を出し、これにアリが集まるためアリマキとも呼ばれます。また、ウイルスを媒介して多くの病気を誘発します。
▼発生時期
4~6月、9~10月がピーク
▼予防と対策
- 日当たりと風通しをよくし、発見したらすぐにピンセットや割り箸などでつまんで捕殺します。
- 反射光を嫌うので、アルミホイルを敷いておくと寄り付きにくくなります。
- アブラムシに牛乳を直接吹きかけると窒息死します。
- 殺虫剤には比較的弱いので、市販の薬剤で簡単に退治できます。
▼症状
貝殻に似た厚い殻をかぶった黒い虫が、葉茎に寄生して栄養を吸い取ります。
植物の生育が妨げられ、ひどいと枯死します。また、すす病を誘発します。
▼発生時期
一年中
▼予防と対策
- 常に風通しをよくしておきます。
- 成虫は厚い殻をかぶっており抵抗力が強いので、前もって薬剤で予防しておきます。
- 幼虫の段階で見つけたら薬剤を散布します。
- 成虫を見つけたらブラシなどで落として捕殺します。
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