ゼラニウムの育て方

ゼラニウム

1.ゼラニウムの基本情報

ゼラニウムについて見ていきましょう!

ゼラニウムの基本情報
■科 目:フウロソウ科
■分 類:非耐寒性・半耐寒性多年草
■学 名:Pelargonium
■別 名:テンジクアオイ
■花言葉:真の友情、愛情
■開花期:春(3~7月、9~12月)

ゼラニウムの鉢植えや苗が買えるお店

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2.ゼラニウムの特徴

特徴

ゼラニウムは、フウロソウ科の多年草で、別名でテンジクアオイとも呼ばれています。
ゼラニウムは、世界中に250種以上の園芸種が存在すると言われ、四季咲きと一季咲きの品種があります。
四季咲きのものを「ゼラニウム」、一季咲きのものを「ペラルゴニウム」と呼んで区別しています。
春から秋にかけて、赤、白、ピンクなどの花を咲かせ、長期間楽しむことができます。
ゼラニウムには、葉色を楽しむ品種もありますが、育て方はどれもほぼ同じです。

育て方のポイント

日当たりと風通しのよい場所で育てます。
夏の暑さや多湿に弱いので、夏場の管理には注意が必要です。

3.ゼラニウムの育て方

育て方

ゼラニウムの苗は、春と秋に入手できます。
苗の植え付けは、3~5月と9月が適期です。

鉢植えの場合は、5号鉢(口径15㎝)以上のものを用意します。
鉢の底に鉢底石や軽石を敷いて、水はけを良くします。
用土は、草花用の培養土を利用すると手軽です。
自分で作る場合は、赤玉土小粒7、腐葉土3の割合で配合し、緩効性化成肥料と苦土石灰を少量入れます。
植え付け後は、日当たりと風通しがよい場所で管理します。

庭植えの場合は、日当たりと風通しのよい場所を選びます。
真夏は西日の当たらない場所が適しています。
用土は、堆肥や腐葉土と苦土石灰を混ぜ込み、緩効性化成肥料を入れます。
植え付ける際は、株間を20~30㎝空けて風通しをよくします。
雨に当たると腐りやすいので、梅雨の時期に株を切り戻しておきます。

ゼラニウムは、種からでも育てることができます。
種まきは、5月か9月に育苗箱や育苗ポットに種をまいて発芽させます。
発芽するまでは日陰で管理し、本葉2~3枚になったら、ポットまたは鉢に植え替えます。
本葉4~5枚になったら、花壇や鉢に植え付けます。

4.ゼラニウムの手入れ

水やり

水やり

過湿を嫌うので、水のやりすぎに気をつけます。冬は乾かし気味に管理します。
鉢植えの場合は、表土がよく乾いたらたっぷりと水やりします。
庭植えの場合は、極度に乾燥しない限り水やりの必要はありません。

追肥

植え付け時に、緩効性化成肥料を元肥として混ぜておきます。
春から秋の期間は、緩効性化成肥料の置き肥か、液体肥料を週に1回与えます。

花がら摘み

小花が咲き終わったら、こまめに花柄を摘み取ります。
全体が咲き終わったら、茎を茎元から切り取ってしまいます。

増やし方

ゼラニウムは、種と、挿し木で増やすことができます。

植え替え

鉢植えは、根詰まりを起こすので1~2年に1回、一回り大きい鉢に植え替えます。

5.ゼラニウムに発生する病気と害虫

病気と害虫

主な病気

主要な病気に、灰色かび病があります。
灰色かび病は、低温多湿によって、花や葉が溶けるように腐り始めます。
水のやり過ぎも、灰色かび病を招く原因ですので、気を付けます。

主な害虫

主な害虫に、ヨトウムシがいます。
ヨトウムシは、葉の裏に卵を産み、幼虫が葉を食害します。
幼虫に効く薬剤を散布して、駆除や予防をします。

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