1.アイノカンザシの基本情報
アイノカンザシについて見ていきましょう!
■分 類:半耐寒性常緑低木
■学 名:Bauera rubioides
■別 名:エリカモドキ、バウエラ
■花言葉:可憐、満足
■開花期:春(3~5月)
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2.アイノカンザシの特徴
特徴
アイノカンザシは、ユキノシタ科エリカモドキ属のオーストラリア原産の低木植物です。
エリカモドキ属に含まれますが、バウエラ属にも属するなどの特徴を持ち、正式名はバウエラで、別名を「愛のかんざし」とも呼ばれています。
アイノカンザシは、濃い目のピンク色の花を咲かせる低木植物で、茂った細い枝に下向きの花を沢山付けるのが特徴です。
この見た目の愛らしい様子がかんざしに似ているなどから、アイノカンザシと呼ばれています。
花は春から初夏にかけて次々と咲かせるので、長く楽しめる草花と言えましょう。
ピンク色のかわいらしい花弁が特徴ですが、オーストラリアが原産の植物ですので、日本の気候風土では栽培の難易度は高めです。
夏の高温多湿な日本の気候に合わずに、夏の時期に元気がなくなり枯れてしまったりします。
育て方のポイント
鉢植えは、日当たりの良い場所に置いて、土が乾いたら水やりをします。
夏は、雨の当たらない風通しの良い半日陰に移します。
冬は室内の明るい窓辺に置いて管理します。
3.アイノカンザシの育て方
アイノカンザシを栽培する方法は、庭植え、鉢植えのどちらでも可能です。
アイノカンザシは、苗木を使って栽培するのが一般的です。
春になると花の咲いたアイノカンザシが市販されます。
アイノカンザシは、過度な湿気と高温にとても弱いため、一般的には鉢植えがおすすめです。
ビニールポットに入っている苗木を使う時には、鉢に移し替えが必要です。
鉢で購入した時も、鉢が小さ過ぎると根詰まりを起こす可能性が高くなります。
根詰まり気味になっていると感じた時には、根鉢を崩さないようにして、一回りか二回り大きな鉢に植え替えを行います。
鉢植えの用土は、水はけが良いものを選ぶことが大切で、市販されている培養土にパーライトを2割程混ぜ合わせます。
秋から春にかけては日当たりの良い場所で育て、冬場は室内に入れてあげます。
4.アイノカンザシの手入れ
水やり
アイノカンザシは乾燥に強いのですが、過湿を嫌う植物です。
土が乾いた段階で、鉢底から水が流れて出るくらいたっぷりと与えるのが水やりのタイミングです。頻繁に水やりをすると、根腐れを起こして枯れてしまいます。
屋外で栽培する時には、雨による過湿に注意します。
追肥
追肥は、花が咲いた時に液体肥料を水で薄めて与えますが、通常よりも薄めにして与えるようにします。
花がら摘み
枯れた花は、見た目にも悪いので花がら摘みします。
増やし方
さし木で増やすことができます。
植え替え
市販されているものは30㎝程の高さになるものが多く、鉢花が一般的です。
購入した時点で根詰まりが起きていなければ、そのまま栽培することができます。
株が大きく成長していて、根詰まりが起きている時には植え替えをします。
5.アイノカンザシに発生する病気と害虫
主な病害虫
アイノカンザシは、害虫や病気などが少ないので、管理が楽な植物です。
枯れる原因
日本は高温多湿の気候が特徴で、この気候の中で1年を通じて栽培することが難しい植物です。高温多湿な環境により、途中で枯れてしまうケースも少なくありません。
枯れる原因は、高温多湿な環境ですから、これを回避することで成長も変わって来ます。
根腐れは、根詰まりによって起こる症状です。
鉢植えで栽培する場合は、根詰まりが起こらないような大き目の鉢を使うようにします。
根を多く伸ばす植物ですから、深めの鉢を用意します。
置き場所としては、秋から春の時期は、日当たりの良い場所を選びます。
夏場は、風通しが良く半日陰や明るめの日陰に置きます。
冬場は、暖地であれば軒下に置き、寒冷地では室内で管理するようにします。
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